過去ログ - 兄妹SS(仮)サブイベント集
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93:A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x[sage saga]
2011/07/15(金) 23:03:52.65 ID:NYz2bdO/o
アリサは顔を真っ赤にしたまま先に出て行ってしまった
「いやはや、やりすぎたかな?」
「あの反応も、可愛いものですよ」
俺はアリサの後を追って研究室を後にした

「アリサ〜」
後ろから声をかけるがアリサが反応する様子はない
ちょっと怒らせたかな?
俺はアリサの前に回り、立ちふさがった
「アリサ?」
俺が名前を呼ぶがガン無視して先に進んでしまう
結構怒ってるみたいだな…
やっぱりからかい過ぎたかな
「悪いってアリサ、ちゃんと謝るからさ?」
そう言って手を合わせる俺を一瞥するが足を止める様子はない
ううむ…怒っていると言うか拗ねているのか…?
もう少しでシャワー室に入ってしまう
なんとかこっちに注意を惹かねば…
ならば…!
「ア・リ・サ」
俺は耳元で囁きながら息を吹きかけた
「ひゃああああ!!!??」
アリサは大声をあげて飛び上がり、やっと俺の方を向いた
「まったく…やっとこっち向いたな」
「な、何するんですかもう!!」
「いや、俺のこと見ようとしなかったからな〜」
「あれだけからかわれたら…見たくもなくなるでしょう?」
そう言ってまたぷいっとそっぽを向く
何だかんだで15歳、子供っぽいのは仕方ないか
だが…それがいい
「後でアリサの好きなお菓子とか作ってやるからさ、な?」
今度はいつもつけている帽子をとって頭を撫でてやる
ほんのり甘い香りとサラサラの髪の手触りが心地いい
アリサは一瞬だけ目を細めたが、すぐに顔を引き締め、反論する
「ですから頭は撫でないでくださいって!後、お菓子なんかで釣られる私じゃありません!」


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