過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:01:28.82 ID:iNmol0qk0
「……ふう」

「澪、おつかれ〜」

先ほどの少女が耳栓を外しながら登場する。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:05:13.52 ID:iNmol0qk0
ケースをしかるべきところへ届け、仕事が終了した律と澪の二人は、二人が住む部屋へと戻っていた。

部屋の中には電子ドラムやアンプなど、音楽関係の機材が所狭しと並んでいる。
二人は数年前にバンドのライブ映像を見たことをきっかけに、楽器を始めた。
音波を操る能力を持つ澪はもともと音楽の才能があり、ベースの腕はかなりのもの。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:06:49.07 ID:iNmol0qk0
『相変わらず律儀ねえ……礼なんてする必要ないのに。この世界には珍しいタイプね。
それはそうと、今日はあなたたちにもうひとつ良い知らせがあるの』

「なんですか?」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:08:26.64 ID:iNmol0qk0
しばらくして、律が浴室から出てくる。

「律!」

「どーした澪、暗い顔して……なんかあったか?」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:10:42.63 ID:iNmol0qk0



「律、ありがとう。だいぶ落ち着いたよ」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:11:59.32 ID:iNmol0qk0
「え〜……っと、本当に私たちの仲間になって、一緒に仕事してくれるんです……よね?」

律が思わず確認する。

「ええ。……あ、私では何か問題がありましたか?」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:13:04.86 ID:iNmol0qk0
二人のやり取りをほほえみながら見ていた紬は、廊下の向こう、部屋の中にベースと電子ドラムを見つけた。

「あら……二人とも、音楽をやってるの?」

音楽の話題が出たことで、澪の表情から緊張の色が消える。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:15:03.28 ID:iNmol0qk0
三人は部屋に戻り、律がインターホンに出る。

『あ、え、えっと、律さんと澪さんのお宅ですか?』

たどたどしい感じの女性の声が聞こえ、再び澪は安堵した。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:16:53.43 ID:iNmol0qk0
四人は音楽という共通の趣味があることから意気投合し、初対面とは思えないほど会話が弾む。
その姿はさながら普通の女子高生であり、人殺しの集団には見えない。

しばらく談笑していると、律の携帯が鳴った。ディスプレイにはまた『電話の女』と表示されている。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:18:41.42 ID:iNmol0qk0
一般人、という言葉に澪は思わず、

「一般人だって…!? 殺せって言うんですか!?」

と声をあげる。今まで散々、裏社会の人間を殺してきたとはいえ、一般人に手を出したことはなかった。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:21:40.35 ID:iNmol0qk0
携帯電話をたたむと、律はさっそくある提案をする。

「ふふ〜ん……さーて、せっかくだしみんなで合わせるか?
って言いたいところだけど、この部屋じゃさすがに四人で演奏するのは狭いな……アンプも足りないし。
面倒だけどスタジオ借りにいくか〜」
以下略



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