13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:50:15.76 ID:NzZfbvjxo
―― その夜
この日も憂は私のとこに来て家事を手伝ってくれていた。
自分の時間をわざわざ割いて来ているのに満面の笑顔を浮かべて嫌な顔1つしないで接してくれているその姿が正直見ていていたたまれない。
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2011/07/03(日) 20:50:53.13 ID:NzZfbvjxo
―― 土曜日!
唯「うっわぁー……すごい人の数だねぇ」
憂「うん、前来た時よりも混んでるよね」
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2011/07/03(日) 20:51:23.04 ID:NzZfbvjxo
私達はこうしてしばらくの間色んな夜店を見て回った。
その間も私の眩暈と動悸はどんどん酷さを増していってる。
ずっと誤魔化してたけど……さすがにもう限界かも……
いや、誘った手前こんなとこでみんなに迷惑なんてかけれないよ!
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2011/07/03(日) 20:51:53.48 ID:NzZfbvjxo
こうして私はベンチに座って気分を落ち着かせ……ようとしたけどやっぱり無理だよ……
眩暈はますます酷くなって、まるで洗濯機に放り込まれて散々回された後のように視界がグルグルと回って止まらない……とにかくマトモにいられない状態だ。
唯(少しでも人の少ない場所に行こう……ここじゃ休まらないよ。りっちゃん達には後で連絡しとこっと)
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2011/07/03(日) 20:52:25.29 ID:NzZfbvjxo
数十分後
憂「お姉ちゃーん、どこー?いたら返事してー?」ウロウロ
憂「……」キョロキョロ
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2011/07/03(日) 20:53:06.23 ID:NzZfbvjxo
数十分後
純「どう憂、見つかった?」
憂「だめ……どこにもいないよぅ……どうしよう……」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/07/03(日) 20:54:01.23 ID:NzZfbvjxo
救護所
意識を無くした私が次に目を覚ましたのは見慣れないテントの中だった。
突然倒れた私を誰かが運んでくれたのかな……はっ!そうだ、みんなは!?
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2011/07/03(日) 20:54:47.09 ID:NzZfbvjxo
その夜、私は部屋でビデオを見ていた。
高校生の頃からつい1年前までの間撮った思い出のビデオ映像を毎晩寝る前に見るのが日課になっている。
梓『唯先輩、憂、何を探しているんですか?』
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2011/07/03(日) 20:55:13.13 ID:NzZfbvjxo
ビデオを見終わった私の耳にふと音が聞こえてくる。
窓の外と屋根の上からだ。
まさかと思って窓から外を見ると雨が降り出していた。
唯「いよいよ梅雨入り、かぁ……」
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2011/07/03(日) 20:55:46.60 ID:NzZfbvjxo
翌日
この日は日曜日の休日、昨夜から降り始めた雨は今もまだ降り続いている。
そんな中、私と憂は2人で裏山の神社へ行くことにした。
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