582:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 22:39:43.86 ID:W49tB26r0
御坂妹の顔が悲しそうにゆがむ。
「すみません」
583:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 22:41:12.95 ID:W49tB26r0
「はは、まさかお前に電撃をくらうとは思わなかったよ……」
当麻が自嘲する。左手を捕まれて電撃をくらわされては、さしもの「幻想殺し(イマジンブレーカー)」も役にたたない。
584:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 22:43:26.30 ID:W49tB26r0
「あなたの返事を待っているのですけれど?」
不意に手を止めて、御坂妹が身を乗り出して、当麻に迫る。
585:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 22:45:44.73 ID:W49tB26r0
腰を振り回すこと何回目か、位置が巧くあったのかタイミングがあったのか、ぐっと当麻のそれが半分ほど入ったのだった。
一瞬彼女の動きが止まる。
586:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 22:49:11.50 ID:W49tB26r0
「はぁ……すごくたくさん出るのですね……」 ぐたっと身体を当麻に預け、彼の耳元で囁く御坂妹。
「出ちゃった……いっちゃったよ……すげー早すぎだよ……」 当麻は、まだ荒い呼吸を続けながら小さな声で答える。
587:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 22:51:55.07 ID:W49tB26r0
その声には普段の御坂妹にはなかったある感情が含まれていることを、当麻は感じ取った。
それが、肌を許した男に対する「媚び」というものであることに、彼はまだ気づいてはいなかった。
588:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 23:02:13.85 ID:W49tB26r0
背中のそこここに、醜く残るアザ、そして傷跡。
色白の、きめ細かい肌が故に、余計に目立つ、それは。
589:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 23:10:05.62 ID:W49tB26r0
「そうか、それは悲しいよな。どうして良いかわからなくなっちまうな……でもな、ちょっとオレからも言いたいことあるんだけど、聞いてくれるかな?」
よいしょ、と当麻は右腕を彼女の肩にまわし、左腕で腰を抱く形にして、右手は後からぽんぽんとゆっくり優しく右肩をたたく。
590:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 23:15:13.77 ID:W49tB26r0
「出来れば、あなたから言って欲しかったです、とせめてもの無い物ねだりをしてみます」
ん? 甘えてきた、のかな? と当麻は気が付く。まぁいいか、と彼は思う。
こういう事はもう出来なくなる。なら、せめて今だけでも、御坂妹が喜ぶことをしてあげてもいいんじゃないか、と。
591:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 23:29:54.91 ID:W49tB26r0
「あなた? 頭を、あげて、下さい」
そういうと、御坂妹は彼に再びしがみつく。
592:LX[saga sage]
2012/03/11(日) 23:42:58.95 ID:W49tB26r0
>>1です。
本日の投稿は以上です。あー、疲れましたw
昨日、新約禁書4巻買ってきまして読み終えました。すごく分厚いのにまず驚き。
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