過去ログ - ソルジャー「クラン始めようと思うんだけど」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/26(火) 06:22:59.60 ID:ovwIPv5T0
金夏の月 20日 晴れ

タルゴの森奥の村はいつもと同じように静かにゆっくりと時を刻んでいた。

ソルジャー「クラン始めようと思うんだけど」

―この言葉が発せられるまでは、だが。

シーフ「ぶはっ!!」

目の前に座っている人物の唐突な提案に緑の衣服の少年は盛大に食べかけのシチューを吹き出した。

この村名物のパブで食べる『とれたてキノコシチュー』もこうなってしまっては形無しだ。

ソルジャー「シーフくん汚い……」

そしてその原因を作り出した青色の帽子を被った少女はその様子を見てわずかに眉間に皺を寄せると不満をこぼす。

シーフ「お前が変なこと言い出すからだろうが。で、本気なのか?」

ソルジャー「うん」

釈然としないまま少年は問いかけるが少女は肯定の意を示した。

シーフ「昨日やっと応急処置覚えたばっかなのに?」

ソルジャー「……うん」


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 06:25:11.09 ID:ovwIPv5T0
シーフ「一緒に訓練始めた奴はもうスピードブレイク覚えてるのに?」

ソルジャー「…………うん」

質問をされるたびに目の前の少女が一回りずつ小さくなっているような錯覚を覚える。仕舞いには若干涙目気味である。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 06:31:19.75 ID:ovwIPv5T0
FFTA2の世界観をベースにマイペースにやっていくつもりです
FFTA経験者はちょっとにやりとできる、かも


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2011/07/26(火) 16:10:21.61 ID:5WfcVqvSo

最初ソルジャーを見て女の子だと思ったのは俺だけじゃないはず



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 17:18:28.49 ID:ovwIPv5T0
ソルジャー「シーフくん」

シーフ「ん、どうした」

ソルジャー「実はもうクエストを受けてあるの」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 17:20:21.51 ID:ovwIPv5T0
シーフ「おい、薬草見つかったか……」

ソルジャー「……ない。うわあ、またベト〜リ草触っちゃった」

ベト〜リ草は動物に食い荒らされないように葉全体から自衛手段として粘液を放出している植物だ。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 17:22:40.18 ID:ovwIPv5T0
ぐにゃり。

彼の右足がとらえたものはしっかりとした土ではなく柔らかな何かであった。

シーフ「うげえ、ウルフのフンかよ! しかも出来立てホヤホヤ―」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 17:26:49.00 ID:ovwIPv5T0
>>4
あれは数年前の夏の出来事じゃった……

白魔とか金髪ショートカットか、いいな!

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 17:32:28.89 ID:ovwIPv5T0
あ、かなり言い遅れてますが基本的にはゲームの設定準拠で行くつもりです。
でも詳しい設定や記述がおそらくないであろうもの(今回でいえばベト〜リ草やウルフの下り)は俺設定で書いていきます。
ご了承ください。


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/26(火) 17:50:31.86 ID:4hULeSPK0
FFTA2か懐かしいな
二刀流+マジックバースト+幻術がチート過ぎた記憶が有るなぁ


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 23:08:41.76 ID:ovwIPv5T0
こうも距離が離れていると携帯する短剣では二頭のウルフを打ち払うことなど到底出来はしない。

数秒もしない間に獣の爪牙は少女へと到達するだろう。

だが決してそれを悲観する必要はない。何故ならばこの世界には存在するのだ。命を守る唯一絶対の法(ロウ)というものが。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 23:09:49.27 ID:ovwIPv5T0
ウルフA「グルル……」

低い唸り声をあげながらジリジリと獣は距離を詰め、少年も油断なくスクラマサクスを構えた。

ウルフB「ガウガウ!」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 23:12:12.64 ID:ovwIPv5T0


……

………
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 23:15:31.94 ID:ovwIPv5T0
―夕日の差し込む医務室からはあたりがすっかり暗くなるまで愉快な話し声が聞こえたそうな。

―クランの夏は始まったばかり。静かな村を通り抜ける慌ただしさはまだまだ収まることはないだろう。

 クエスト・薬草とり編 おしまい
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/26(火) 23:19:44.55 ID:ovwIPv5T0
>>10
幻術二刀バーストは病み付きになる強さ
ゲーム自体は3,4年前のものですがドット絵好きの自分にとってはかなりの良作です。音楽もきれいだし


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/27(水) 16:59:07.33 ID:MBCOEXdZ0
銀夏の月 2日 くもり

ソルジャー「今回の仕事はこれにした」

差し出された依頼書の文面は女性らしい丸文字で書かれておりその概要をまとめると昼食を忘れた夫に弁当を届けてほしいというものだ。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/27(水) 17:00:30.50 ID:MBCOEXdZ0

−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+


彼らがパブの指定席にやってくるとそこにはすでに依頼者の女性がやってきていた。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/28(木) 02:37:44.31 ID:Lvb0dA+10
>いつもの調子へ復調していた。

馬から落ちて落馬したと同じような表現になっている、そう思いながら書き溜め。

 ところで見ている方がいたら聞きたいことがあるのですがクランに追加人員するとしたら誰がいいとかそういう希望ってりますか?


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/28(木) 05:10:24.78 ID:Cq0zjtGDO
そらもうトカ・・・モーニよ
ナッツクランの聖域


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/28(木) 20:39:05.77 ID:GKU2j7DN0
敢えてFFTAからルネ・リトルヴィリ・チェイニーとか
特定条件満たせば加入してくるチートユニット


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/28(木) 23:14:09.74 ID:Lvb0dA+10


男「わざわざお弁当を届けてくれたんですか? あ〜、余計なことを……」

ソルジャー「え、届けちゃまずいの?」
以下略



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