過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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633:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:31:19.00 ID:ae63cLlCo

『ねぇ、あんた……じゃないや、あなたはどう思う? この学校のセンスとか色々さ』

 いきなり二人の内の一人、青い髪の、活発そうな少女――美樹さやかに声をかけられた。

以下略



634:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:32:08.54 ID:ae63cLlCo

 そんなある日、さやかは人懐っこい笑みを浮かべてこう言うのだ。

『ねねっ! あたしの幼馴染がヴァイオリンの演奏会やるんだけどさ、仁美も聴きに行かない?』

以下略



635:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:33:03.37 ID:ae63cLlCo

 本心を隠したまま、悶々と日々を送る内に恭介が事故に遭った。
 彼を献身的に支えるさやかの姿を見た。自分の立ち入る余地など一片もないと彼女は改めて気付いた。

 その彼女が己の意見を180度変えて、自身の思いを打ち明ける決心をしたのはほんの数日前のことだ。
以下略



636:佐天「いま あなたの目には 何が 見えてますか?」[saga]
2011/08/17(水) 01:34:30.91 ID:ae63cLlCo

 そして、今日。
 さやかよりも恭介を選んだ仁美は、恭介からイエスという返事を受け取った。
 彼女は喜んだ。嬉しかった。今にも踊りそうなほどに、晴れやかな気持ちだった。

以下略



637:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:35:14.39 ID:ae63cLlCo

仁美「文字通り道化ですね……」

恭介「へ?」

以下略



638:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:36:54.09 ID:ae63cLlCo

 彼女らの制止の声を振り切って、さやかは喫茶店を抜け出してしまう。
 仁美がさやかを追いかけようと立ち上がるが、

仁美(いいえ、私が声をおかけしたところでさやかさんの耳には……なら!)
以下略



639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:38:08.55 ID:ae63cLlCo

仁美「あら……?」

 なぜか顔を真っ赤にした短髪少女二人が、そーっと、というかじーっと、こちらを凝視していた。

以下略



640:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:39:37.28 ID:ae63cLlCo

仁美「でも……自分から告白しておいてこれですもの。私、駄目ですわ」

??「気にするこたぁないわよ。失恋……っていうか、身を退くことができる女はね、将来良い女になるから!」

以下略



641:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:40:38.04 ID:ae63cLlCo

??「あれは私の夢だったし、ね……」

仁美「夢? 失礼ですが、もしかして学園都市の学生さんでいらっしゃいますか?」

以下略



642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:41:26.05 ID:ae63cLlCo

――果たして、その不安は的中することになる。

 さやかを追いかけていた恭介は、
 腰の辺りから聞こえる小さなアラームとびりびり響く微弱な振動に気付いて顔を顰めた。
以下略



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