196:1[saga]
2011/10/23(日) 12:05:21.51 ID:P8hJTuya0
「遠慮などせず、起爆させればいいではありませんか。私は構いません。
私にとって重要なことは、貴女の死による救世であって、私の生死は問題ではないのです。
自ら幕を引きたいのであれば、どうぞ。
私としても、それは望ましいことです」
197:1[saga]
2011/10/23(日) 12:06:44.64 ID:P8hJTuya0
織莉子の話の途中、ドアが勢いよく蹴り開けられた。
ドアの向こうには暴徒と化した人達-----ではなく、バケツを両手で持った、さやかが居た。
「このォ!!」
198:1[saga]
2011/10/23(日) 12:07:59.22 ID:P8hJTuya0
織莉子は、さやかが投げつけたバケツと容器によって発生した、猛毒である硫化水素ガスを吸い込んでしまったのだ。
織莉子のソウルジェムが光を放つ。
199:1[saga]
2011/10/23(日) 12:09:17.72 ID:P8hJTuya0
*
さやかはまどかの手を引きながら、工場内を走っていた。
200:1[saga]
2011/10/23(日) 12:10:27.96 ID:P8hJTuya0
201:1[saga]
2011/10/23(日) 12:12:14.84 ID:P8hJTuya0
それは、とてもゆったりとした動作だった。
どう見ても、急いでいるようには思えない、優雅な歩行。
確かに置き去りにしたはずだった。
202:1[saga]
2011/10/23(日) 12:13:56.36 ID:P8hJTuya0
*
-----まるで、スローモーション映像みたい
203:1[saga]
2011/10/23(日) 12:16:16.63 ID:P8hJTuya0
*
ほむらはキリカに向かって歩きながら、拳銃を取り出す。
204:1[saga]
2011/10/23(日) 12:17:11.03 ID:P8hJTuya0
「ねえ、-----」
ほむらは、ゆまの肩に手を置く。そして、
205:1[saga]
2011/10/23(日) 12:18:22.46 ID:P8hJTuya0
「…じょのく…づけを受……友達を助…に………」
そこまで聞いたほむらは、今までの時間軸でこの時期にあった出来事を、必死に思い出そうとする。
206:1[saga]
2011/10/23(日) 12:19:53.84 ID:P8hJTuya0
そして、この時期の志筑仁美は、硫化水素ガスによる集団自殺を行う。
これまでの時間軸で、頻度の高かった場所は-----
「-----廃工場だ!!」
601Res/385.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。