210:1[saga]
2011/10/23(日) 12:26:06.45 ID:P8hJTuya0
「……がはっ!」
織莉子が血を吐いた。
足から力が抜け、膝が崩れる。
211:1[saga]
2011/10/23(日) 12:28:03.42 ID:P8hJTuya0
*
薄れゆく意識の中、織莉子は思った。
212:1[saga]
2011/10/23(日) 12:29:43.00 ID:P8hJTuya0
そうだ、あの子に紅茶を淹れてあげよう。あの子は甘いのが好きだった。
砂糖とジャムを入れた、シロップみたいにとびっきり甘いのが。
それと、スコーンも焼いておこうかしら。蜂蜜やジャムも沢山用意しないと。
それで許してくれるかは分からないけど、精一杯伝えよう。
213:1[saga]
2011/10/23(日) 12:34:20.98 ID:P8hJTuya0
*
パリンッ、と音をたてて、織莉子のソウルジェムが、砕け散った。
214:1[saga]
2011/10/23(日) 12:35:39.42 ID:P8hJTuya0
今回はここまでです。
ではまた来週。
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2011/10/23(日) 13:56:03.39 ID:pvcxt8gg0
あぁ待ち遠しい・・・
216:1[saga]
2011/10/30(日) 11:57:53.67 ID:vrMS+f+W0
投下開始します。
217:1[saga]
2011/10/30(日) 11:59:24.98 ID:vrMS+f+W0
ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ
ピピピッ、
218:1[saga]
2011/10/30(日) 12:00:56.71 ID:vrMS+f+W0
『-----死亡が確認されたのは、呉キリカさん、美国織莉子さん、の二名。
いずれも死因は銃器によるものと断定して-----』
不意に、テレビのニュースから、あの二人の名前が聞こえてきた。
219:1[saga]
2011/10/30(日) 12:02:34.95 ID:vrMS+f+W0
歯を磨き、髪を整え、服を着替え、靴を履いて家を出る。
いつもの待ち合わせ場所には、さやかが一人で待っていた。
「まどか〜、おっはよ〜」
220:1[saga]
2011/10/30(日) 12:03:42.39 ID:vrMS+f+W0
「それじゃ、行こっか」
「うん」
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