11: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:10:03.31 ID:FRdcbQBa0
特大車輪の間を飛ぶ様に回避していたドラゴンカイザーにほむらが声を掛けてキングローダーの所まで跳んで来ていた。
そして、ほむらが脱出の為の支持を開始した。
「全員、この上から動かないで!」
「ドラゴンカイザーはエクスカイザーになってキングローダーを引いて!」
12: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:10:35.80 ID:FRdcbQBa0
その言葉を合図に、ほむらは円形の盾を構え、能力を発動した。
「えぇ、それじゃあ、私から離れないで!」
キュゥィィィィィィィィ…!!!
13: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:11:06.10 ID:FRdcbQBa0
その言葉にエクスカイザーはエンジンを全開にして応じた。
急に加速して、まどか達は落ちそうになったが、ほむらが手を掴んで事なきを得た。
「あ、有難う、ほむらちゃん…」
14: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:11:41.47 ID:FRdcbQBa0
第9話『そんなの、あたしが許さない』
キングローダーに揺られて数分、ようやく結界の端が見え。
15: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:12:21.69 ID:FRdcbQBa0
「ふぅ…此処までくればもう「テメェ!!」
突然の怒鳴り声に全員が驚いていると、杏子がほむらに飛び掛かって地面に押し倒していた。
「何、今更ノコノコやって来てんだ!」
16: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:12:57.57 ID:FRdcbQBa0
「え…何…?」
「どういう事…?ほむらちゃん…」
「そ、それは…「しらばっくれてんじゃねぇ!」
17: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:13:36.66 ID:FRdcbQBa0
杏子が睨むと、ほむらは竦み上がっていた。
その目は涙が溜まっており、今にも零れ落ちそうだったが。
それ以前に、ほむらを射竦めるには充分だった。
「何怯えてやがんだ…?何時ものすまし顔は何処行ったんだぁ!?えぇ、情報通さんよぉ!!」
18: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:14:18.98 ID:FRdcbQBa0
「ほ、ほむらちゃん…?」
「何もそこまで…「分かるの!」
「今までも何度も話した!でも、聞き入れてくれなかった…!」
そう言ってほむらは顔を手で覆い、俯いてしまっていた。
19: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:15:10.64 ID:FRdcbQBa0
そう言いながら、マミはほむらと杏子の間に止めに入った。
「でもね、今はそんなことより、美樹さんをどうやって助けるか、よ」
マミは先程出てきた箇所を見つめ、場の全員に賛同を求めていた。
20: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:15:55.07 ID:FRdcbQBa0
杏子の話を遮って聞いてきた恭介を、同じ様に遮り、杏子は言葉を切った。
恭介はその杏子の姿を見て、黙る事で了承をしていた。
「…とりあえず、美樹さんの身体は私の家に連れて行くわ」
「後で寄ってね」
21: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:16:27.52 ID:FRdcbQBa0
「えぇ、そうね、貴方は動くべきだったのよ」
「誰も動かなかったとしても、誰かがそれに付いて来てくれるかも知れなかった」
「だから教えて貰うわよ、貴方の力の事を」
「グス…ハイ…」
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