15: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:12:21.69 ID:FRdcbQBa0
「ふぅ…此処までくればもう「テメェ!!」
突然の怒鳴り声に全員が驚いていると、杏子がほむらに飛び掛かって地面に押し倒していた。
「何、今更ノコノコやって来てんだ!」
16: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:12:57.57 ID:FRdcbQBa0
「え…何…?」
「どういう事…?ほむらちゃん…」
「そ、それは…「しらばっくれてんじゃねぇ!」
17: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:13:36.66 ID:FRdcbQBa0
杏子が睨むと、ほむらは竦み上がっていた。
その目は涙が溜まっており、今にも零れ落ちそうだったが。
それ以前に、ほむらを射竦めるには充分だった。
「何怯えてやがんだ…?何時ものすまし顔は何処行ったんだぁ!?えぇ、情報通さんよぉ!!」
18: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:14:18.98 ID:FRdcbQBa0
「ほ、ほむらちゃん…?」
「何もそこまで…「分かるの!」
「今までも何度も話した!でも、聞き入れてくれなかった…!」
そう言ってほむらは顔を手で覆い、俯いてしまっていた。
19: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:15:10.64 ID:FRdcbQBa0
そう言いながら、マミはほむらと杏子の間に止めに入った。
「でもね、今はそんなことより、美樹さんをどうやって助けるか、よ」
マミは先程出てきた箇所を見つめ、場の全員に賛同を求めていた。
20: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:15:55.07 ID:FRdcbQBa0
杏子の話を遮って聞いてきた恭介を、同じ様に遮り、杏子は言葉を切った。
恭介はその杏子の姿を見て、黙る事で了承をしていた。
「…とりあえず、美樹さんの身体は私の家に連れて行くわ」
「後で寄ってね」
21: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:16:27.52 ID:FRdcbQBa0
「えぇ、そうね、貴方は動くべきだったのよ」
「誰も動かなかったとしても、誰かがそれに付いて来てくれるかも知れなかった」
「だから教えて貰うわよ、貴方の力の事を」
「グス…ハイ…」
22: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:17:42.41 ID:FRdcbQBa0
「二人とも、マミ達も言っていたんだ、早く行こう」
そののおかげで少し場の空気が和らぐ事になった。
「あ、う、うん…」
23: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:19:41.36 ID:FRdcbQBa0
「え…エクスカイザーさんは?」
「流石にこのサイズだと、二人位が限界でね」
「私は走ってマミの家に向かう」
「君達はドラゴンジェットで先に向かってくれ」
24: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:21:01.76 ID:FRdcbQBa0
見滝原の上空。
ドラゴンジェットの背の上でまどか達はマミの家に向かっていた。
風は予想通り強く、吹き荒んでいたが、凍える程酷いものではなかった。
25: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:33:14.57 ID:FRdcbQBa0
「!?み、未来!?」
驚いてドラゴンジェットから手を離しそうになったが、済んでの所で止めて顔だけをほむらに向けていた。
ほむらは、そのまま話を続けた。
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