過去ログ - 御坂「ただの道化ですよ、とミサカは自己紹介します」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/09/07(水) 16:44:07.95 ID:NcXFZ4ZF0
ぼくたちは、なかよく
>>1
乙してるよ
∧_∧
===,=(´・ω・ )
>>1
乙
||___|_゚し-J゚||_
∧_∧/ //.___|^∧_∧
以下略
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[saga sage]
2011/09/07(水) 16:48:26.41 ID:ovrJyVKn0
重力に従って、若干不健康気味なことが証明された髪がパサリと流れる。
男は少女の世迷言に付き合ってやる義理もないと、
成立しそうにない会話のキャッチボールを早々に諦め己の聞きたいことだけを一方的に言葉にした。
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/09/07(水) 16:57:36.82 ID:ovrJyVKn0
自分が空回りで舞い続ける地面の土台が、またひとつ、ぐにゃりと曲がる感覚が背筋を走る。
ゾワリと虫が肌の上を這うような肌触りが可笑しくて仕方ない。
また一人、少女の名を呼ぶ人間が減った。
こうやって、個体を選別するために割りふられた識別記号は過去の産物へとなり果てていくのだろうか、と他人事のように納得する。
以下略
5
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/09/07(水) 17:07:18.84 ID:ovrJyVKn0
「…………そうか」
「そうよ」
以下略
6
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[saga sage]
2011/09/07(水) 17:14:19.94 ID:ovrJyVKn0
「残念、か」
『超電磁砲』は男の台詞を復唱したのち怪訝な面持ちで男を見やる。
以下略
7
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/09/07(水) 17:20:19.20 ID:ovrJyVKn0
彼に対して、『超電磁砲』は少しばかり荒げた声で反論する。
「この配役を選んだのはアンタじゃないか」
以下略
8
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/09/07(水) 17:30:29.25 ID:ovrJyVKn0
夕暮れの公園にひゅうと秋風が流れカサカサと木枯らしが囁いた。
冷たい秋風に両者の頬の熱が奪われる。
手持無沙汰になったのか、土御門は羽織る学ランの胸ポケットにある煙草の箱から一本取り出すと、
安っぽさが前面に曝け出されている大量生産型の激安ライターで火をつける。
以下略
9
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[saga sage]
2011/09/07(水) 17:35:46.36 ID:ovrJyVKn0
「―――そう、かつて私は」
隣で紫煙をふかせつ土御門は聞こえているだろうに沈黙を保つ。
以下略
10
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/09/07(水) 17:42:13.81 ID:ovrJyVKn0
トントン、とんとん。
煙草の灰を切るリズミカルな音と『超電磁砲』と成り果てた少女の鼓動が一緒くたになって、彼女の鼓膜を震わせた。
静かに瞳を閉じれば、ミサカの全てとも言える、ミサカの本当のはじまりである少女の事が思い浮かぶ。
手に汗をにじませ身体が震えなくなったのは、ただ単に、それだけ時間が過ぎてしまったからに過ぎない。
以下略
11
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/09/07(水) 17:51:48.31 ID:ovrJyVKn0
彼は彼なりに思う所があるのだろう。
だからこそ沈黙を貫き少女の共犯として有り続ける。
土御門が命をかけるに相応しいとした相手すら騙し続ける猿芝居だとしても、
それほどの価値はあるということなのだ。
以下略
12
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/09/07(水) 17:59:45.90 ID:ovrJyVKn0
「そうね。最後は無残に果てたら、私としては満足な結果になるかも」
「おいおい、やめてくれよ」
以下略
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