47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:00:33.81 ID:JLg6k+zEo
――――――
――――
――
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:01:24.11 ID:JLg6k+zEo
和「唯が段々と私に頼りっきりにならなくなってなんだか巣立ちされたような気分で寂しくなったとはちょっとは思うけど、それでも私は唯が軽音部に入って、梓ちゃんと出会って本当に良かったって思えるの」
梓「私に?」
和「ええ、唯ったらいつも嬉しそうにあなたの話ばかりするんですもの。毎日何度も細かく何を話したとか、ね」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:02:47.37 ID:JLg6k+zEo
荷物を受け取った私は、和さんと別れた後唯先輩に報告をすることにした。
梓『唯先輩、荷物受け取りましたよ』
唯『ほい、了解だよっ』
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:03:21.32 ID:JLg6k+zEo
目的の場所へ向かう途中、色々なお店に寄り道した。
全部土地勘のある唯先輩お勧めのお店だ。
アクセサリショップ、服屋さん、わらび餅屋さん、喫茶店、本当に数え切れない程まわった。
1人でいるはずなのに、何故か本当に隣に唯先輩がいてデートしているような……そんな気になる。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:04:09.86 ID:JLg6k+zEo
梓『あの、先輩は今どちらに?』
唯『今はねぇ……街を見下ろせる丘の上の原っぱにいるんだ。私のお気に入りの場所なの』
梓『2人揃って先輩のお気に入りの場所ですねっ』
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:04:39.06 ID:JLg6k+zEo
水平線を見えたと同時に私の足は自然と小走りになる。
誰も人がいない静かな砂浜で、都会暮らしの私にとってはとても新鮮な光景だ。
そこで私は砂浜に座って小包を開けてみる。
そこには「あずにゃんへ」と書かれた一通の便箋と古いラジカセが入っていた。
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:07:50.41 ID:JLg6k+zEo
―――――――――――――――――――
あずにゃんへ
この小包を渡したのは、箱の中のラジカセをあずにゃんに受け取って欲しいからなんだ。
ただ1つだけ、私のお願いを聞いてくれるかな?
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:08:29.83 ID:JLg6k+zEo
テープは既にラジカセにセットされていた。
あとは録音ボタンを押せば自動的に録音が始まり私の周囲の音を広い始める。
梓(これを押して喋ればいいんだよね……えいっ)
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:09:18.06 ID:JLg6k+zEo
梓「中野梓です。私は今、鎌倉の海岸に来ています。唯先輩が録音しろって言ったので録音しています」
梓「……少し照れくさいですけど、ね」
照れた顔でそう呟くと、大きく深呼吸する。
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:12:36.86 ID:JLg6k+zEo
――それから数週間後
教師「よし、じゃあ次は教科書311ページから!中野、読んでみろ」
梓「はい」
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:13:42.83 ID:JLg6k+zEo
ちょっとメシ&風呂休憩。
今日はもうちょい続けます
153Res/128.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。