過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:08:14.14 ID:Jz48P6Uzo
投下数が25とかそのくらいで多すぎ笑えない。出来に納得がいってないのも笑えない

>>100-101
俺に上条さんを上手く扱う技量があったらステイルさんじゅうごさいの出番はこれほど多くなかった

以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:09:36.82 ID:Jz48P6Uzo

――前夜祭といえば聞こえはいいが、だからといって大騒ぎするわけではない。

 多くの人間が慌しげに視線を配り、あるいは困惑して右往左往する程度のことだ。

以下略



114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:10:54.90 ID:Jz48P6Uzo

 時刻は日本時間で夜の九時。
 ガラス窓に映るもうもうとした雷雲を見つめて、さやかはため息を吐いた。

 さやかがいる場所はとある体育館。その入り口付近にある階段だ。
以下略



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:11:33.91 ID:Jz48P6Uzo

 恭介と肩を並べると、さやかは缶のプルタブを摘み上げた。
 小気味の良い音と共に中の空気が溢れ出し、コーヒーの香りが鼻腔に伝わってくる。

さやか「……あったかい」
以下略



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:14:08.64 ID:Jz48P6Uzo

 恭介は真っ直ぐな目でさやかを見た。さやかもそれに答えるように彼を見た。
 互いの瞳に互いの姿が映し出される。

恭介「さやかにとって、僕ってそんなに頼りない存在なのかな?」
以下略



117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:15:23.80 ID:Jz48P6Uzo

――どんと構えて、肝が据わっていようと。さやかはまだ十四歳で、子供なのだ。
 十四歳という年頃の子供は多感で、しかし不器用で、彼らの知る世界はまだまだ狭い。
 自分の命が残り短い物であると饒舌に説明できる子供はそう多くないだろう。
 現実を受け止めきれずに、何かに当たる者だっている。それが当たり前なのだ。
以下略



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:16:28.88 ID:Jz48P6Uzo

 その一部始終を見ていた者がいる。
 ほむらだ。
 彼女はそのやりとりを見終えると、悲しげに目を伏せ、音もなくその場から離れた。

以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:17:32.97 ID:Jz48P6Uzo

――体育館のすぐ傍に位置する空き地に、小さなテントが建てられていた。
 軽い鉄パイプと布一枚のその頼りない外見とは裏腹に、
 魔術的工夫と術式によって自動車が突っ込んできても崩れない防護性を秘めている。

以下略



120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:19:25.53 ID:Jz48P6Uzo

??「――いえ、まったくもって同意します。佐倉杏子」

 女性の声と共に、テントの中に突風が吹き荒れる。

以下略



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:20:08.63 ID:Jz48P6Uzo

杏子「――はぁ?」

 神裂の言葉を受けて、杏子が間抜けな声を出した。
 前言撤回、こいつは頭が悪いやつだ。
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:20:59.95 ID:Jz48P6Uzo

――素直になれない杏子が憎まれ口を叩いている時。
 広い体育館の、その隅に。
 やたらとゴツいゴーグルをかけて寝袋を担いでいる少女が、頭頂部からわずかな紫電を発した。
 彼女は御坂美琴のクローンで、一万人近い妹達の一人である。コンビニバイトを始めてはや三ヶ月。
以下略



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