過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:54:16.99 ID:i6zqtpqjo

 憤りと共に短く叫ぶ。

「っ――!」

以下略



643:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:54:44.85 ID:i6zqtpqjo

「何の真似だ」


 短い、責め立てる口調で彼は言った。
以下略



644:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:55:11.64 ID:i6zqtpqjo

 ステイルは深々とため息を吐くことで問答を断ち切ると、黙って正面を見据えた。
 そして己の体に意識を差し向ける。

 先ほどまで体に走っていた痛みと熱が完全に消えていた。
以下略



645:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:56:04.50 ID:i6zqtpqjo

 ラミネート加工されたルーンのカードに刻まれた、二つのルーン。
 Kenazとansuz。松明のルーンと、北欧神話の神を象徴すると同時にその息吹を象徴するルーン。

 それらルーンに対し、先ほど顕現させた魔女狩りの王と同クラスの魔力を注ぎ込むことに専念する。
以下略



646:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:57:42.58 ID:i6zqtpqjo

「さやか、代わりにお願い」

「へ? あーうん、分かった」

以下略



647:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:58:58.31 ID:i6zqtpqjo

 そんな激痛と共に、右手にある変化が訪れた。

 先ほどまで魔力を御する際に生じていた小刻みな揺れが、確かに収まりつつあった。

以下略



648:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:59:38.50 ID:i6zqtpqjo





以下略



649:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 02:01:59.06 ID:i6zqtpqjo

「――ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


 ステイルが唸るように叫び、魔女の殺息に触れたルーンのカードが爆発した。
以下略



650:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 02:03:52.17 ID:i6zqtpqjo

 天へと昇ってゆく光を見ながら。
 太陽へと飲み込まれるように昇華する光の円環を見ながら。
 ステイルは歓喜の感情を抱くよりも先に色々と台無しで、無駄な心配をした。

以下略



651:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 02:04:21.07 ID:i6zqtpqjo

「ステイル……?」

 俯くステイルに抱かれたまま、ほむらは聴いた。
 彼がうなされるように何かを呟くのを聞いた。
以下略



652:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 02:05:04.17 ID:i6zqtpqjo

 唐突に、彼が面を上げた。

「僕が死ぬ気でワルプルギスの夜を道連れにするとか
 神風精神に美学を抱いているとか、そんな愉快な言葉が聞こえたのは気のせいかな?」
以下略



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