過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
1- 20
709:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:43:47.42 ID:aqVyypvoo

「ステイル。グリーフシード、まだ持ってる? 濁ってても良いから」

「とっておきのが一つ、封印された状態でね。なにを――いや、そういうことか」

以下略



710:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:44:18.59 ID:aqVyypvoo

 ほむら朗らかに笑ってから、しかしすぐに半目になって、

「――正直、身体が拒否反応示して手足の先が震えるからあなたに礼なんて言いたくなかったのだけど」

以下略



711:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:45:39.08 ID:aqVyypvoo

「――ええ、これで終わるわ。あなたも疲れたでしょう、ワルプルギスの夜」

 呟きながら、魔法少女姿の使い魔に囲まれたワルプルギスの夜の真正面まで飛翔して近づく。
 向こうとの距離は一〇〇メートルもない。地面との距離はせいぜい五〇メートル程度。
以下略



712:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:47:35.93 ID:aqVyypvoo

 いびつな弓へと変化したバックラーの外郭がほむらの動作に応えるように光り輝く。
 歯車がからからと回って外郭が動き出し、ほむらの手のひらの側に潜り込んできた。

 まるで掴めと言わんばかりに手元に差し込まれたその弓を、ほむらは慣れた手つきで握り締める。
以下略



713:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:48:42.36 ID:aqVyypvoo

 ほむらは再度ハンドルを握り締め、右手の矢を機械弓へとつがえる。
 口から炎の息吹を漏らすワルプルギスの夜を見据えて、一度目を閉じ、

「ふっ……!」
以下略



714:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:49:29.57 ID:aqVyypvoo

 ――光の雨は、何もかもを飲み込むような輝きと共にワルプルギスの夜へ殺到した。

 小さな雨粒となった光の矢が魔力障壁をすり抜け、いともたやすくワルプルギスの夜を貫く。

以下略



715:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:50:06.08 ID:aqVyypvoo

「……倒したみたいだけど、結局呆気なかったわね……」

 呟き、流れる光の残滓に乗って宙を漂っていた本――魔導書ファウストの原典を掴むほむら。
 左手のソウルジェムを一度窺い、余裕があることを確認してからため息をつく。
以下略



716:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:51:33.77 ID:aqVyypvoo

 ……会いたい。

 ……会いたいよまどか。

以下略



717:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 00:53:53.95 ID:aqVyypvoo

「――はい、めでたしめでたし、と」

 ほむらが皆の下へ向かうのを霊装越しに見届けたローラは、そこでキュゥべぇに向かって振り向いた。
 彼も別の“彼”を通して見ているはずだ。人類の可能性に感銘を受けた彼らは、果たして何を思うのだろう。
以下略



718:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/14(火) 01:01:58.38 ID:aqVyypvoo
以上、ここまで。
結局一撃で終わりですっていう。コンパウンドボウってのは滑車が付いたアーチェリーの弓です。
滑車がとてもイカしてます、付け焼刃の知識しか持ってませんが。

次回はほとんど台詞……でもないですが、ちょっと台詞が多いです。
以下略



1002Res/928.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice