過去ログ - とある未来の通行止め その2
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20:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:46:06.59 ID:QBDpqJCD0
それから数日。毎日毎日、打ち止めは家で学校の様子を楽しそうに報告した。黄泉川も芳川も、笑顔で聞いている。
一方通行も楽しそうにしている少女を、わずかに目を細めて見ていた。
どうやら今の所、上条の不幸が彼女に災いをもたらすような事態は避けられているらしい。

「今日は階段から落ちそうな子をナイスキャッチしたんだって。おかげでカミジョウはお尻を打ったらしいけど」
以下略



21:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:48:45.75 ID:QBDpqJCD0
「あーなーた。入るよー」
「…おォ」

打ち止めがドアをノックする。風呂上がりの彼女が、恒例のお部屋訪問に来たのだ。
こうしてキラキラする目で見つめられるだけで、落ち着かなかった心が静まる。
以下略



22:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:51:21.57 ID:QBDpqJCD0
次の日、打ち止めは放課後の教室で数人の女子に囲まれていた。
この教室は隣のクラスで、帰ろうと思ったら「ちょっといい?」と呼ばれて来たらこの状態である。
みんなが聞きたいことは一様に『上条先生との関係について』であった。

「上条先生と付き合ってないの?」
以下略



23:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:53:04.21 ID:QBDpqJCD0
「た、ただいま…」

打ち止めは息を枯らして玄関からリビングに飛び込んだ。やはり一方通行は既に帰っていきていた。
ソファに寝転がっていたが、チラと目を開けてこっちを見たので起きている。打ち止めは鞄を床に置いて彼の足元辺りに腰を下ろした。

以下略



24:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:55:56.93 ID:QBDpqJCD0
飛び起きて打ち止めの両手を拘束し、怒りと、よく分からない感情が渦巻いて、衝動的に彼女を睨みつけてしまった。
誰もが震え上がるであろう赤い瞳に睨まれても、打ち止めはただ戸惑うだけである。

(…あ、やっちまった……)

以下略



25:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:58:35.91 ID:QBDpqJCD0
「あなたがネガティブ思考だってことを忘れてた…。最近言ってなかったけど…、ミサカね、あなたのこと好きだよ」

「………」
(もっと…)

以下略



26:ブラジャーの人[sage]
2011/10/05(水) 04:05:04.66 ID:QBDpqJCD0
一方通行の心配と、打ち止めの優しさの巻 完

聖母ぶりが表現できたら良かったのですが。
上条さんの活躍を期待した方々、すみません。やっぱ新スレ最初の話だし、通行止めでいきました。
いつか打ち止め、妹達も(全員じゃないだろうが)一人称が「私」になる日がくるんじゃないかな…?
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/05(水) 04:20:05.88 ID:0KZSza7DO
>>1
一方通行がかわいいww
そして上条さんは相変わらずの一級フラグ建築士っぷりですな


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/05(水) 09:32:29.32 ID:qsuoM26go
>>1
通行止めはやはりいいものだ
どんな時も揺るがない絶対的な信頼で一方さんを包み込む
打ち止めさんマジ聖母


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/05(水) 09:45:07.22 ID:xhf/vkzeo
一方さんの傍に居るのがミサカだって証明のためにずっとミサカの気もする
乙 一方さん可愛いなー


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/10/05(水) 10:39:26.34 ID:Nx2L71kAO

素晴らしい話をありがとう
打ち止めまじ聖母だわ…


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