13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/10/06(木) 10:47:06.93 ID:yJ8J35aIo
紬「りっちゃんって誰とでもすぐ仲良くなれるでしょ」
澪「うん」
紬「りっちゃんのそばにいるとみんな笑顔になって、楽しい気持ちになって」
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2011/10/06(木) 10:47:51.89 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:48:34.26 ID:yJ8J35aIo
時間が時間なので残りは冷蔵庫に入れて、コーヒーカップを手にワークデスクへ向かう。
椅子に腰を下ろし、キーを叩いてノートパソコンのスリープを解除する。
澪「……うーん」
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2011/10/06(木) 10:49:27.30 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:50:18.00 ID:yJ8J35aIo
小さな頃から、何をするにも意識のどこかに律がいた。
それを人は依存と言うのかもしれないけれど、それとは違うと私は思っている。
なにか言葉にしなければいけないとしたら、そうだな、目安、ってところか。
性格がまるで正反対のふたりだからこそ、互いが互いの目安になった。
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2011/10/06(木) 10:51:04.43 ID:yJ8J35aIo
澪「……やっぱり今夜はやめとくかな」
結局溜息を吐いて、ノートパソコンを静かに閉じた。明日の朝は少し早起きをしよう。
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2011/10/06(木) 10:52:14.67 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:53:08.30 ID:yJ8J35aIo
取り込もうと掴んだ長袖Tシャツはまだ陽の暖かさを残していて、
何気なく袖口を鼻先に寄せて、目を閉じてゆっくりと吸い込んでみる。
「いい匂いする?」
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2011/10/06(木) 10:54:23.12 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:55:29.94 ID:yJ8J35aIo
澪「とりあえずこれ食べてて。あとで食材買いに行って、ご飯作ってあげるから」
律「おお、いただきまーす。……ん、これうまっ! どこのチョコ?」
澪「ムギからのお土産。会社の近くのお菓子屋さんが作ってるんだって」
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2011/10/06(木) 10:56:39.40 ID:yJ8J35aIo
澪「部屋にはまだ帰ってないの?」
律「あー、いや、帰ったことは帰ったんだけどさ」
私の問いに律は少し口籠って、うっすらと苦笑いを浮かべる。
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