過去ログ - 浜面くんがSSを書くお話
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:12:38.59 ID:i7QP7kDX0
「続いて十二個目は主人公がする最初の大きな選択です。これによって超事件が引き起こったり、逆に事件が起きたからこそ、初めて非日常の世界で主人公が自発的に解決しようとする意志の表れとも言えますね」

「小説の話だっけ? 必然性とか」

「映画でもそうですね。選ぶ内容そのものは関係ありませんけど必然性のない物は脚本でなくネタの羅列です」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:13:22.23 ID:i7QP7kDX0
「つまり『明確な目的のために主人公を作って動かす』、『単調にならないために所々に盛り上げ場所を作る』、『話を広げるために問題を作る』、『そして解決させる』だな!」

「脚本のお約束と言ったら大体そんな感じですね。でもそれらは逆説的にも言えることです。『主人公を活躍させるために目的を作る』、『盛り上げるためにあえて単調なシーンを作って振れ幅を大きくする』、『問題があるから話が広がる』、『解決する目的を作る』」

「証明みたいな感じだよな」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:13:53.13 ID:i7QP7kDX0
「お約束は分かったけど面白い話にするにはどうすればいいんだ?」

「脚本は面白さもそうですけど、どちらかと言うと筋が通っているかとか完成度を重視しますので、面白さは演出家の役目じゃないですかね? それに面白いつまらないは個人の感性によるものが大きいので一概には言えません。しかし一つの目安として映画で言うとアクションヒーローや恋愛ヒロインみたいに憧れの部分とかもあるんじゃないですか? 他にも共感や普段起きない事件がおきたり普段より大きなことがおきたり。結局はギャップとか感情の振れ幅だと思います」

「感性か、でも完成度も重要だよな」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:14:58.37 ID:i7QP7kDX0
「けど、後半ふと路線を変えたくなる時とかはどうするんだ? ほのぼのからシリアスになったりダウナー系になったり」

「漫画じゃないんですから予定外の路線変更は基本的にありませんよ? 多少はありますし短いシーンや序盤ならいいですけど、映画と漫画とでは根本的に労力が違うんですよ。放映時間は大体三時間以内ですけど制作期間は一年以上かかることが多いですし、七、八割作ったところで意味もなく急に変更すると下手すると数億円規模の損害がでます」

人件費、破壊した大道具、これから必要な大道具など人も設備も余分に必要なので余程の理由がなければ大きな路線変更はしない。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:15:51.01 ID:i7QP7kDX0
「人は汚いものですから『人の汚さを表現する』のではなく『人の本質の一部』を表現すると言った方が正しいんじゃないですかね? 結局のところ主観ですしそこまで深く考えなくてもいいですけど」

「宗教的な考えと言うか、哲学ちっくだな」

「哲学は宗教家のものだけとは限りませんよ? 考えや感情は大脳生理学や心理学と密接に関係してますし」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:16:22.62 ID:i7QP7kDX0
「ただしダウナー系でない作品に考えすぎや詰め込み過ぎるとくどくなるので箸休め代わりに小ネタとかもいれないと見るのがしんどいですよ」

「かなり参考になった! ありがとうな絹旗! でも俺が書いてるのは小説じゃなくSSな」

「私は余り本を読まないのでSSと小説の違いがわかりません」
以下略



23: ◆cmIC2ACkpo[saga]
2011/10/07(金) 19:17:33.58 ID:i7QP7kDX0
今日の投下はこれにて終了いたします。
明日もこのくらいの時間に投下予定です。


24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/10/08(土) 00:27:38.52 ID:O5hO4MRAO
乙!
そんな1を応援してる


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/08(土) 18:56:20.87 ID:MoEXM0li0
投下開始します。


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 18:56:55.61 ID:MoEXM0li0
「最近何かしてると思ったらはまづらは小説を書いてたんだね」

奥の部屋から絹旗と交代するかのように滝壺理后が出てきた。
浜面は暗部に落ちそれまで気心の知れた仲間達と離れ、人の命が飴玉よりも軽い世界にショックを受けていた中、無能力者の自分を守る為に超能力者であり、しかも学園都市序列第二位の垣根に立ち向かって行った彼女に心を打たれた。そして上条の言葉を思い出したことをきっかけに仄かな恋心にも似た物を胸に秘め学園都市に反撃の狼煙を上げることになる。
そして辛くも勝利をあげ思いが実り現在は滝壺と交際関係にあった。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 18:57:33.27 ID:MoEXM0li0
昼食は握り飯と焼魚にキュウリの浅漬けが添えられていた。浜面は握り飯を口にすると滝壷に声をかけた。

「うむ。梅干が入っているのか。梅のほのかな酸味と海苔の食感が食欲を増大させておる」

「海苔は関西の味付け海苔を使用しております」
以下略



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