過去ログ - 上条「なぁ。教えてくれよ。名前」一方「……忘れたっつってンだろ」
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18:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:03:59.94 ID:cvck9Pzu0

「………?」

相変わらず反応は薄いが、大きな目がペンのキャップを警戒するように睨み付けた。

以下略



19:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:05:02.58 ID:cvck9Pzu0

「……眠ってればかわいいものですねぇ」

研究所の奥深くにある、能力測定室。
一般にあるものと違い、レベル5の測定にも耐えうる特別な仕様のものだ。
以下略



20:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:05:48.69 ID:cvck9Pzu0

「はい黙ります!」

この上なく本気であることが伝わったのか、助手は硬直して圧し黙った。

以下略



21:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:06:43.63 ID:cvck9Pzu0

「能力なんてモンは、子供みてぇな発想の飛躍が不可欠だ。
コイツはやればできると知っていたが、それまではやらなかっただけだろうよ」

ガラス越しに、希有な色味の子供を見下ろす。
以下略



22:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:07:39.66 ID:cvck9Pzu0

「いい度胸だな」

迷わず測定室内にスタングレネードを投擲する。

以下略



23:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:08:43.19 ID:cvck9Pzu0

唐突な笑い声に、助手はビクリと肩を震わせる。

「いいねぇ…。やるじゃねぇかお前!!面白ぇなぁ、いい拾いモンしたわー」

以下略



24:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:10:10.45 ID:cvck9Pzu0

『…………』

「お前はそれでも、無傷でいられるかもしれない。
核弾頭だって跳ね返すことが出来るかもしれない。
以下略



25:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:10:59.25 ID:cvck9Pzu0

『………っ』

だから実験に協力しろと暗に示唆すると、それを正確に受け取った白い怪物は、悔しげに眉を顰めた。

以下略



26:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:11:34.09 ID:cvck9Pzu0

『う………』

先ほどの無表情がウソのように、白い子供はきゅっと眉を寄せた。

以下略



27:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:12:06.71 ID:cvck9Pzu0

(やっぱり能力的には『反射』になるか…けど多分それだけじゃねぇな。
あの観測力と演算能力もまだ計りきれてねぇし)

反射出来るものは光や音など様々のようだが、これからもっと能力の本質を掘り下げて計って行こう。
以下略



28:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:13:53.95 ID:cvck9Pzu0

赤茶色の目が、二度瞬きした。木原はガリガリと頭を掻く。

「あのな…。俺にまともなこと期待すんな、鬱陶しい」

以下略



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