過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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262: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:40:19.64 ID:xUs+d3m00

「……杏子、あなたゆまのこと、どう思ってるの?」

「あ……? そりゃ、一体どういう」

以下略



263: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:41:12.11 ID:xUs+d3m00

「なら、さやかのことは?」

その名を聞いて、ぴくり、と自分の体が跳ねるのがわかった。
同時に目が見開かれ、ごくり、と固唾を嚥下する。
以下略



264: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:41:53.76 ID:xUs+d3m00

わけが、わからなかった。
その大気の振動の音を、脳内で反芻させる。

「……は、はは、何をいきなり、」
以下略



265: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:42:36.54 ID:xUs+d3m00

「―――けれど、あなたはゆまの中にさやかを見てしまった」

さやかと、ゆま。
危なげだ、という点では確かに似ているかもしれない。
以下略



266: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:43:24.51 ID:xUs+d3m00

ぞわり、と背筋に寒気が走る。

これ以上聞いてはいけない。
踏み込んではいけない。
以下略



267: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:44:03.47 ID:xUs+d3m00

結局、そういうことだったのだ。
さやかを求めることも、ゆまを求めることも、幸せだった過去を求めるという点で同じ。
自分は家族が死んだあの日から、全く進んでいなかったのだ。

以下略



268: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:44:47.10 ID:xUs+d3m00

「……あなた自身は、過去のことを抜いても二人を想っているわ」

ほむらの言葉も、慰めにしか思えなかった。

以下略



269: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:45:51.45 ID:xUs+d3m00

「……ごめんなさい、私も、偉そうに言える立場ではないのだけれど」

「いや……いいさ。おかげで目が覚めた」

以下略



270: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:46:26.73 ID:xUs+d3m00

今日はここまで
さてさて、ようやく展開が動き始めたって感じですかな
よく考えたら未亡人コンビゲフンゲフン
書いてる途中にたびたびラストの予定が変わってるのは秘密


271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(四国)[sage]
2011/11/09(水) 07:00:30.51 ID:ZPjwxlOAO
乙乙


272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage]
2011/11/09(水) 08:29:05.39 ID:Qh6Vopyco
乙!


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