過去ログ - ほむほむ「ホギェェッェェェェェエエ!!!」
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329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:03:14.72 ID:FmdDU0W4o



そのケージの中は、異様な空気に包まれていた。

以下略



330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:04:07.94 ID:FmdDU0W4o


親ほむ――いや、母となる前の仔ほむの生まれは、見滝原の郊外にある緩やかな山の麓。
元は動物の巣穴だったであろう地面の広大な空洞に、朽ちた流木を利用してつくられた出入り口。ここがほむほむの巣だ。
いくつかのほむほむ、まどまどの番による群が、この巣の住民たちであった。
以下略



331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:04:40.73 ID:FmdDU0W4o


誕生から数日が経ち、仔ほむたちも順調にすくすくと育っていった。
それは、あの小さな仔ほむも例外ではない――のではあるが、それはあくまで単体として見ればの話。
他の姉妹たちと比べれば、その貧弱さは疑いようもなかったのである。
以下略



332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:05:21.50 ID:FmdDU0W4o


そうやって一週間ほどを共に過ごし――若ほむ、若白まどに育った二匹は、そうなるのが当然のように、群の新たな番となったのだった。

そして更に一週間後――
以下略



333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:05:49.82 ID:FmdDU0W4o


仔が生まれ、一家となったほむほむたちの居住区は騒がしい。
子育てに忙しい親ほむは勿論のこと、親白まども餌を探して引っ切り無しに飛び回ることになった。
だが、仔ほむの手も借りたいほど忙しい毎日も、愛すべき家族に囲まれていれば幸せな日々である。
以下略



334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:06:39.74 ID:FmdDU0W4o


輸送を終えたほむほむたちが放されたのが、この、人間たちが『控え室』などと呼んでいる巨大なケージだった。
天井こそ開けているものの、壁は高く、頑丈な造りで微動だにしない、さながら猛獣の檻である。

以下略



335:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:07:10.74 ID:FmdDU0W4o


それからの毎日。ほむほむたちは訓練に励んだ。
体力のないめがほむも、幼い仔ほむたちも、でぶほむすら痩せる程に、がむしゃらに鍛え続けた。
エサは日に3回、飼育員により、大量に放り込まれ。
以下略



336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:07:51.96 ID:FmdDU0W4o


《Aコーナーより――ほむほむ! ほむほむの入場です!》

決闘当日。親ほむの姿は、コロシホムと名付けられた、その会場の只中にあった。
以下略



337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:09:38.84 ID:FmdDU0W4o


武器を持ち、向かい合ったまま動こうとしない両ほむに、観客は早くも焦れ始めていた。

観客1「早くしろー!」
以下略



338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:10:21.85 ID:FmdDU0W4o


知久《さて、次だ》

親ほむ「ホ……ホムァァァァ……!!」
以下略



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