過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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[sage]
2011/10/17(月) 00:59:19.50 ID:ebFiQ8E3o
「まあ、とにかく行こうか。なんか山に上る前から色々あったけれど」
「うむ」
「一応、足の方、気をつけといて。虫刺されの方はともかくとして、この山、やたら蛇が
以下略
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2011/10/17(月) 00:59:50.99 ID:ebFiQ8E3o
「私の左腕は」
神原駿河は言った。
「私の左腕のものは、もうとれてしまったのだが……阿良々木先輩は――どうなのだ?」
以下略
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2011/10/17(月) 01:00:18.78 ID:ebFiQ8E3o
「私は強がりが聞きたいのではない。阿良々木先輩。忍野さんから聞いた話では――忍と
いうあの少女を助けるために、阿良々木先輩は吸血鬼に甘んじているとのことだったが」
忍ちゃん。
以下略
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2011/10/17(月) 01:01:05.41 ID:ebFiQ8E3o
・ ・ ・
「そんなことはないよ。これはただの後遺症だ。忍ちゃんは――まあ、責任だ。助けるな
んてそんなだいそれたもんじゃない。これでも、折り合いをつけて、ちゃんとやってるん
以下略
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2011/10/17(月) 01:01:26.90 ID:ebFiQ8E3o
「あ」
「ん」
と、会話が途切れた、そのちょうどいいタイミングで、階段の上から、人が降りてきた。
以下略
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2011/10/17(月) 01:01:52.80 ID:ebFiQ8E3o
「こんな山道で人間とすれ違うとは、意外だったな。阿良々木先輩の手前口には出せなかっ
たが、私はてっきりこの階段、死道だと思っていたぞ。それに、随分と可愛い女の子だった。
もう使われていない神社といっていたが、案外、使っている人はまだ使っているのではな
以下略
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2011/10/17(月) 01:02:27.35 ID:ebFiQ8E3o
「上から人が来たってことは、とりあえず上に何かがあるってのは確かってことだよ。ひょっ
としたら忍野が僕に嫌がらせをしているんじゃないかとも疑っていたのだけれど、どうや
らその線もなさそうだ」
以下略
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2011/10/17(月) 01:03:02.10 ID:ebFiQ8E3o
全ての思考を振り切るように、僕は階段を登った。
勿論、振り切るのは思考だけだ。紳士中の紳士であるこの僕は駿河の手は離さない。
むしろ、知らない山中で不安もあるだろうから、それを紛らわすためにもよりいっそう
以下略
59
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(東京都)
[sage]
2011/10/17(月) 01:03:41.97 ID:ebFiQ8E3o
僕はポケットから、忍野に渡された厳重に封のされている封筒を取り出した。(また期
せずして違和感を感じるのような表現になってしまった。今日はなんとなく調子が悪い)
それを我が愛しき後輩に渡す。
以下略
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[sage]
2011/10/17(月) 01:04:15.65 ID:ebFiQ8E3o
「なるほど。だから――」
「そう、僕には素手で触れない。そもそもそういうよくないもの自身である僕が直に触っ
たら、大変なことになるらしい」
以下略
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