82:1[sage]
2011/10/29(土) 00:03:16.87 ID:jBTI75i60
 「あら、意外かしら。それとも誰か死んでないと困る?」 
  
 「いや……そういうわけじゃ」 
  
 その視線の意味を察し、介旅は言葉も含めて少女の意図を悟った。 
83:1[sage]
2011/10/29(土) 00:03:55.86 ID:jBTI75i60
 「常盤台の……超電磁砲」 
  
 震える声で、介旅は絞り出した。 
  
 「知ってて貰えて光栄だわ」 
84:1[sage]
2011/10/29(土) 00:04:31.72 ID:jBTI75i60
 「どいつもこいつも[ピーーー]ばいい! お前みたいなのが――――」 
  
 けたたましい破裂音が介旅の言葉を遮った。 
  
 迸る電撃がコンクリートを破壊し、舞い上がる粉塵が二人を包む。 
85:1[sage]
2011/10/29(土) 00:05:17.93 ID:jBTI75i60
 「……自惚れんなよ」 
  
 だが、介旅の口から返って来たのは、美琴でさえ予想だにしない言葉であった。 
  
 「昔は能力が無かったから、だから弱い奴の気持ちが分かるって? そういうのが一番ムカつくんだよ!」 
86:1[sage]
2011/10/29(土) 00:06:15.09 ID:jBTI75i60
 今回の投下は終了となります 
 お付き合いありがとうございました 
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]
2011/10/29(土) 08:24:37.61 ID:s+t4LF4AO
 シキさんか…  
    
  乙 
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]
2011/10/30(日) 19:09:14.00 ID:9wGNg8vAO
 あれ、能力と道併用とかヤバくね 
89:1[sage]
2011/10/30(日) 22:32:10.44 ID:HX5XWeMT0
 本日の投下を開始します 
90:1[sage]
2011/10/30(日) 22:32:58.55 ID:HX5XWeMT0
 革靴が砕けたタイルを踏みつける音がして、黒子は一瞬足元に視線を向けた。 
  
 派手に抉り取られた床は、元の白く清潔感のある面影を感じさせはしなかった。 
  
 視線を上げると、そこには更に悲惨な光景が広がっている。 
91:1[sage]
2011/10/30(日) 22:36:15.92 ID:HX5XWeMT0
 朦朧とした意識の中で、介旅初矢はゆっくりと目を開いた。 
  
 まず視界に入ったのは、薄暗い部屋で唯一の光源となっている数台のPCモニター。 
  
 自分の右手に置かれているそのモニターの脇に、人の気配があった。 
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