過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:06:58.36 ID:PN+NkDjAO
 懐から手繰り寄せた棒状の何かを瞬時に組み立てる。それは槍のような形状ではあるが、刃先は三日月の曲線を描いており、一風変わった得物だった。

「出て来い、小悪党」

 返ってくる声は無い。数秒の静寂の後、鳴り響いたのは渇いた銃声だった。
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:07:53.24 ID:PN+NkDjAO
「馬孫!」

 それは是の返事。蓮の左手に掌ほどの火の玉が吸い寄せられる。

『御意』
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:08:36.61 ID:PN+NkDjAO
「ふん、逃げ足だけは一人前のようだな」

 粉塵が風に流され、視界が明瞭となる。
蓮の目の前に少女の姿はなく、それどころか気配すら微塵も残っていなかった。

以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:09:25.06 ID:PN+NkDjAO
 再び相見える二人。蓮は喉を鳴らして笑い、金色のオーバーソウルを解除した。

「……どういうつもり?」

「敵の力量を見定められぬほど馬鹿ではない。オレもそれなりの力で応えてやるだけだ」
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:10:07.90 ID:PN+NkDjAO
「四閃刀幻境!」

 武神が形状を変え、地を滑る。

「槍」
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:10:51.45 ID:PN+NkDjAO
「くっ――!」

 少女の表情が険しくなった。
円状の盾をつけた左腕を翳し、開いた掌は宙を撫でる。
 そして次の瞬間、少女は蓮の前から姿を消した。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:11:24.49 ID:PN+NkDjAO
「ランサー!」

 蓮の背後で甲高い声が響く。
彼が苦虫を噛み潰したような表情で振り返ると、そこには血相を変えて駆け寄ってくる凜の姿があった。

以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:15:41.97 ID:PN+NkDjAO
「まさかこの力を以てしても躱せないとは……」

 白いローブのような装束をはためかせ、少女は左手の盾を撫でる。
頬にはうっすらと滲んだ血が伝う。痺れに近い微かな痛みが、彼女の胸を締め付けた。

以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:17:20.88 ID:PN+NkDjAO
「待っててね、まどか。私はあなたの笑顔を」

 それでも、たとえどんな敵が立ちはだかろうとも彼女には負けられない理由がある。

「力を」
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/28(金) 01:20:05.79 ID:PN+NkDjAO
OSは霊感ないと見えない?そんな設定初めて聞いたよ、というのは冗談でご都合主義の設定改変にはどうか生温い視線で…


57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/28(金) 01:36:17.58 ID:iLPc1NUio
ほむらキター
銃器がメイン武器ということでアーチャー枠かな。マスター誰だろ。


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