17: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/10/30(日) 21:33:33.52 ID:haqBpRgUo
少年「そうですか。昨日の今日で、もう原因が判明したんですね」
腰を浮かした支部長が、動きを止めた。
座椅子に座りなおして、足を組んだ。
18: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/10/30(日) 21:43:14.61 ID:haqBpRgUo
支部長「失礼。今回、特中隊はこの事件の捜査に来たわけではないでしょう」
少年「そうですね。今回は闇取引の疑いで調査に来たんです」
支部長「すでに書面でいただいておりますがね。
19: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/10/30(日) 21:52:22.88 ID:haqBpRgUo
……建物から出ると、男は不満をぶちまけた。
男「何考えてやがる! あいつら絶対何かを隠してるぞ!」
20: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/10/30(日) 21:56:48.57 ID:haqBpRgUo
少年がおぞましいことを言ったところで、今日はここまで。
書き方もころころ変わってるけど、気にしないでね( ´∀`)
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2011/10/31(月) 19:31:17.32 ID:7c+2DZ/Qo
なかなかいい感じ
期待してる
22: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/11/05(土) 21:06:49.37 ID:AWbrYrzMo
C.
遺体は地下室に横倒しにされていた。
不自然なほどきれいに黒焦げている遺体に近づいて、男は立ちすくんだ。
異臭も抜け、地下で薄暗かったせいか、最初は遺体だという認識がなかったからだ。
23: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/11/05(土) 21:07:40.92 ID:AWbrYrzMo
少年「完全に燃えきっていますね」
男「お、おう……」
少年「内部も真っ黒だ。普通に燃えたわけじゃなさそうですね」
24: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/11/05(土) 21:08:15.82 ID:AWbrYrzMo
その後も少年は、二三の質問を担当にぶつけながら遺体を眺めて回った。
男は耐え切れずに地下室を抜けたが、思ったよりも早く、少年もすぐに出てきた。
男「も、もういいのか……」
25: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/11/05(土) 21:09:02.87 ID:AWbrYrzMo
少年「……? 魔法使いは穴倉に生息する種族というのは間違いで」
男「そうじゃなくて! 死体をじっくり見ていたら気分が悪くなるだろう」
魔(地下)「さすがに、特中隊の方はタフというか……」
26: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/11/05(土) 21:09:51.85 ID:AWbrYrzMo
少年「仕方ありません、じゃあ、あっちの面会室で」
魔(地下)「ちょっと待ってください。勝手に見せられては困ります」
少年「じゃあ、あなたが立ち会って、閲覧という形式にしましょう」
27: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/11/05(土) 21:10:19.19 ID:AWbrYrzMo
……副支部長になるこの男は、元々全国魔法使い連盟の中央本部に所属し、
つい半年前ほどにこの町の支部事務所に赴任してきた。
性格は実直というか、正義感や責任感の強い男らしく、行政部門で学びながら、
戦闘訓練にも自主的に参加、決して悪くない成績を収めていた。
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