22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:19:44.04 ID:iCVRijr50
それでまた後日、となったのはいいのだけど、私の足りない頭はこれ以上言葉を探すことは出来ないらしい。
今日はもう眠ろうかな、そう思ってノートを閉じたとき、
突然携帯が震えだした。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:20:59.36 ID:iCVRijr50
「えっ、風邪引いたのは憂!?」
息を切らせ唯先輩の家へ辿り着いた私は、怒るのを通り越して呆れてへなへなとその場に座り込んでしまった。
唯先輩から今にも死んでしまいそうな電話があったから急いで駆けつけてきたというのに。
しかも、全員に同じ電話をかけたらしく、軽音部全員がその場にいた。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:21:51.51 ID:iCVRijr50
今日、教室で一緒に居たとき憂が体調悪いことにどうして気付いてあげられなかったのか。
歌詞のことで精一杯だった自分が嫌になる。
些細なことでも気付いてあげられるのが友達なのに。
「う、憂!ごめんね私!一人で大丈夫だよ!」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:23:00.47 ID:iCVRijr50
唯先輩の家を出ると真っ暗な秋の夜は流石に少し肌寒くて、私は少しだけ身震いした。
隣を歩いていた律先輩が「寒いなあ」と呟く。
「律先輩が一番寒そうですよ」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:23:47.96 ID:iCVRijr50
「そっか」
私が言うと、律先輩は一瞬、私に視線を向けるとすぐに夜空を仰いで頷いた。
その横顔が少しいつもと違うように見えたのは気のせいだろうか。
私はそんな思いを振りきるように律先輩を真似て空を見上げてみた。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:24:33.81 ID:iCVRijr50
夏休み、夜空、輝く星、繋ぐ、手、キーワードもぐちゃぐちゃで。
伝えたいことも山ほどあって。
それでもなんとか書き終えたその歌詞は、我ながら傑作じゃないかと思う。
明日、先輩たちに見せたらどんな反応をするだろうか。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:26:35.91 ID:iCVRijr50
「すごい、これ本当に唯が書いたのか!?」
「へへっ、頑張ったよー」
次の日の放課後。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/23(水) 23:27:43.96 ID:iCVRijr50
今日の投下は以上
これからゆっくり進めていきます、ではまたいつか
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋)[sage]
2011/11/24(木) 02:21:09.13 ID:ns4mpbyAo
おおうこっちに来てた
完結まで応援するよ支援
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