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2011/11/24(木) 01:21:12.36 ID:uFOG1DQZo
002
なんでいきなりやめるなんていいだしたんだ?
きまっているだろういやになったんだよこのぷろぐらむがさ
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2011/11/24(木) 01:22:09.21 ID:uFOG1DQZo
「兄さん!」
「お兄さん!」
「大丈夫か?」
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2011/11/24(木) 01:22:37.15 ID:uFOG1DQZo
ふうむ……そうかうなされていたのか……一体どんな悪夢を見たのだろう……。
四ヶ月前のことだろうか、一ヶ月前のことだろうか。
それとも――青髪の少女を――壊したときだろうか。
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2011/11/24(木) 01:23:04.14 ID:uFOG1DQZo
「あ。だめだよ。お兄さん」と、ベッドから降りようとしたところで、月火ちゃんは僕を
押し倒すように、布団に再度寝かす。
「体調悪そうだよ?もう少し、休んでからでいいんじゃない?」
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2011/11/24(木) 01:24:03.49 ID:uFOG1DQZo
「何があっても、兄さんは、あたし達が面倒見てやるからさ」
「何があっても、お兄さんは、あたし達が養ってあげるからね」
「…………」
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2011/11/24(木) 01:24:41.55 ID:uFOG1DQZo
003
午後一時。なんとか正常な肉体、及び精神であることを必死に説き、僕はなんとか阿良
々木家から脱出することに成功した。特に精神面においての説得がかなり難しかったが、
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2011/11/24(木) 01:25:35.58 ID:uFOG1DQZo
まあ、それを健康である状況証拠(?)にできたので、結果オーライと言ったところか。
しかし、気恥ずかしさから適当な服で、財布も持たずに家を飛び出してしまったが、ど
うしよう……。
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2011/11/24(木) 01:26:23.34 ID:uFOG1DQZo
三つ編みに眼鏡、制服姿の彼女は、僕には気付いていないらしく、信号を渡っている最
中だった。
ふむ。どうだろう。ここで、僕が声をかける必要はない。しかし、翼ちゃんなら僕に向
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2011/11/24(木) 01:27:04.71 ID:uFOG1DQZo
「ああ、阿良々木くん。やっほー」
そう言って、翼ちゃんはこちらを向いて、僕に笑いかけてくれた。
純粋な屈託なき、まっすぐな笑顔で。
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2011/11/24(木) 01:27:48.60 ID:uFOG1DQZo
僕の驚きを見て取ったのだろう。そして思い至ったのだろう。そうだ、あいつ並に頭の
いいこの子ならば、今のこの状況がわからないはずがない。
「ん――えっと」
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2011/11/24(木) 01:28:53.59 ID:uFOG1DQZo
戯言にもならないような感想を抱きつつ、僕はすぐに追いつき、翼ちゃんの横に並ぶ。
勿論、男女二人で歩くときは、男性が車道側を歩くのがマナーだ。僕は翼ちゃんの左側
に並んだ。
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