過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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256:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 00:33:26.96 ID:6AXLnW2AO
マネキン「ん、あぁそうだ、人員輸送用の緊急便は何時来るのだったか?」

オペレーター「確か一週間後だったかと」

マネキン「そうか、ありがとう」
以下略



257:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 00:44:17.27 ID:6AXLnW2AO
――東南アジア・海域――

 真夜中の闇に紛れライトグリーンの光を放つ艦影が、小島の茂みへと降りていく
 それは強襲用コンテナにGNアーマーのバーニアだけを付け足した、急増の輸送艇であった
 青と白に塗り分けられた装甲には無理やり塗装で接合した痕が見受けられ、事情を知らずともそれは痛々しさを感じさせるに十分なものであった
以下略



258:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 00:48:33.73 ID:6AXLnW2AO
ティエリア「ヨハン・トリニティ、まだ約束の時間まで間がある」

ティエリア「包帯を巻き直したらどうだ? 見るに耐えん」

ヨハン「……そうか?」
以下略



259:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 00:51:56.91 ID:6AXLnW2AO
 言うや否やティエリアは飛び出すように席を立ち、振り向くことなく格納庫に消えていった
 ヨハンの返答も待たず出たのは、若干の後ろめたさを隠すためだったのかもしれない
 吐息と共に心を鎮め、ティエリアはコンテナ内部のライトに照らされた機体を見上げる

 そこに安置されていたのは、紫色の装甲とガンダムらしからぬフェイスパーツ、両肩部に二門ずつの粒子火砲を備えた試作支援MS【GNキャノン】
以下略



260:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 01:10:01.49 ID:6AXLnW2AO
 降り積もる疑念を払い、メットを固定しコクピットへと乗り込んだ
 乗り心地は上々、似ている機体の割にはヴァーチェより堅い印象をティエリアは受けた

ティエリア(…………)

以下略



261:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 01:22:51.69 ID:6AXLnW2AO
ティエリア「そういえば連れてきていたのか、そのHAROを」

ヨハン『我々に万が一のことがあっても、彼がいれば少なくとも【情報】は帰ることが出来るからな』

ティエリア「随分と後ろ向きだな」
以下略



262:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 01:27:35.15 ID:6AXLnW2AO
 MSは規則性のある光、光暗号通信を放ち、GNキャノンに敵意が無いことを伝える
 受信すると同時に、GNキャノンは照準をMSに合わせた

ヨハン『ティエリア・アーデ!』

以下略



263:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 01:32:06.23 ID:6AXLnW2AO
 ヨハンが強襲用コンテナのライトを使い、MSを照らす
 降り立ったそれは、青い装甲に身を包み、両肩にシールドのような装置を付けた【ガンダム】
 それは第二世代ガンダム【ガンダムサダルスード】を元にした、typeFと呼ばれる改良機であった

ティエリア「…………」
以下略



264:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 01:33:43.83 ID:6AXLnW2AO
 ガンダムサダルスードのコクピットが開き、中から白いコートを着用した青年が姿を現す
 少し癖のある金髪に蒼い瞳、微笑を浮かべた中性的な顔は、街中を歩けば老若男女振り向かずにはおれまい美男子のそれであった

ヒクサー「うん……サダルスードはティエリアに見てもらうとしよう」

以下略



265:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 01:40:12.24 ID:6AXLnW2AO
ティエリア「ヒクサー……まさか、そうか、君は……!」

ヒクサー「久しぶりだねティエリア、ヴァーチェフィジカルの模擬戦以来かな?」

ティエリア「生きて……いたのか……」
以下略



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