過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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342:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 02:59:22.01 ID:szfvAdVAO
――緊急便――

兵士「揺らすなよ、麻酔は効いてるが重傷だからな」

兵士「せー……のッ!」
以下略



343:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:00:34.90 ID:szfvAdVAO
 声を張り上げ、大きなキャリーバッグを引いてきたのは、何時もの白衣に身を包んだミーナ・カーマイン
 目元の化粧がいつもより濃いのは、恐らく見間違いではないのだと軍医は理解した
 そんな、気丈に振る舞う彼女の後ろから、最後の搭乗者であるフェルト・グレイスが付いて来る
 俯き、泣き腫らした目を隠すように、手提げ鞄を抱きしめて
 ミーナに比べるとかなりの時間を要しながら、輸送機の搭乗口に到着した
以下略



344:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:02:51.18 ID:szfvAdVAO
 フェルトの問いに、三人は答えられなかった
 グラハムは無言のまま立ち尽くし、軍医は眼鏡の位置を直すも言葉を発せず
 ミーナは、無理に作っていた笑顔が、今にも崩れそうになっていて
 フェルトは、悟ってしまった
 グラハム達が、ガンダムの手により死ぬかもしれない、という事実を
以下略



345:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:08:03.67 ID:szfvAdVAO
 瞬間、乾いた音が響き渡る
 落涙を拭おうともせず、半狂乱のまま行われた少女の嘆願を止めたのは、一発の平手打ちだった

ミーナ「……いい加減にして……!」

以下略



346:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:11:06.57 ID:szfvAdVAO
ミーナ「三日三晩説得して最後は平手打ち……か」

ミーナ「正しさって、何なのかしらね」

グラハム「明確な基準があれば、戦争など起こりはしないさ」
以下略



347:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:12:09.43 ID:szfvAdVAO
――秘密基地――

 煌々と辺りを照らす、大型の照明器具
 その下ではMSが次々と運ばれ、巨大な鉄の筒へと呑み込まれていくのが見える
 一体、これほどの電力を何処から供給しているのか
以下略



348:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:16:01.42 ID:szfvAdVAO
 この基地のことを知ったのは、とある偶然の出来事によるものであった

 ――20年以上も前、ユニオン主導の初期開拓政策により、数多の人種が宇宙へと運ばれていった
 そんな宇宙に進出した者達が苦心して造り出し、安定運用に成功した数少ないコロニーの一つ、【シャングリラ】
 結果としてユニオンら三国の恥部となり、太陽光紛争の引き金ともなったこの初期コロニーは、今では委託を受けた民間企業の管理下に置かれていた
以下略



349:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:22:55.99 ID:szfvAdVAO
 まるで、【ソレスタルビーイング】のように――

刹那(…………)

 其処から、【袖付き】傘下のテロ組織に入り、予め決められていたルートから地上に降下
以下略



350:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:43:00.32 ID:szfvAdVAO
今夜はここまで

一応知らない人の為のフェレシュテ構成員解説


以下略



351:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 03:57:48.52 ID:szfvAdVAO
【フォン・スパーク】

本名ロバーク・スタッドJr.
フェレシュテのガンダムマイスターにしてテロリスト
宇宙労働者であった両親が事故で死亡、そのまま報復のためにテロリストとなるという太陽光紛争時のテンプレート的な生い立ちを持つ
以下略



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