827:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/01/19(木) 21:20:29.96 ID:5b3z4PZMo
再開しますけど投下ペース遅いです。あとレス数も少ないと思います。
今日の投下を終えるときにはその旨レスしますけど。
と言うわけで今週中の完結はどうなるのか自分でもわかりません
828:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/01/19(木) 21:21:08.95 ID:5b3z4PZMo
その夜何とか先輩たちを振り切って帰宅したあたしは真っ先にお兄ちゃんの部屋に向かった。こんな時間の帰宅をお母さんに叱られることは覚悟していたけれど、あたしが家に着いた時にはどういうわけかお母さんは家にはいなかった。
お兄ちゃんにさっきの酷い態度を謝ること。そして・・・・・・嫌な予感がするし正直気が進まないけれど妹友ちゃんに約束したとおりお兄ちゃんのメアドを教えてよいか聞くこと。
あたしはそれだけを考えてお兄ちゃんの部屋をノックした。
829:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/01/19(木) 21:40:19.84 ID:5b3z4PZMo
好きにすれば?
関心のなさそうな声でお兄ちゃんが言った。
本当に妹友ちゃんに関心がないなら嬉しかったのだけど、お兄ちゃんの目が何となくいつもより輝いていることにあたしは気がついてしまった。
お兄ちゃんに今日のことを責められていた時よりさらに重苦しい気分であたしは答えた。
830:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/19(木) 21:41:00.89 ID:5b3z4PZMo
ここまでsageて投下してしまった
次からageます
831:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/01/19(木) 21:46:32.12 ID:vEj24+Eto
乙〜
832:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/19(木) 21:54:16.05 ID:5b3z4PZMo
次の朝、あたしはきちんと身支度をしてからお兄ちゃんの部屋に行きドアをノックした。返事がないのは予想どおりだったので、ドアを開けてお兄ちゃんの部屋に入った。
「いい加減に起きてよ」
あたしはお兄ちゃんに朝堂々と声をかけられる喜びを隠して眠っているお兄ちゃんに声をかけた。
833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[sage]
2012/01/19(木) 21:54:40.03 ID:M1hFy1Kxo
乙
834:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/19(木) 22:17:34.45 ID:5b3z4PZMo
お兄ちゃんの熱は相当高いようだった。あたしは少し悩んだけど思い切ってお兄ちゃんの額に手を当ててみた。熱を測るまでもなく相当高熱みたいだ。
しばらくしてお兄ちゃんはそのまま寝込んでしまった。
その間あたしはおかゆを作った。正直に言うと料理が下手なあたしには作り方さえ知らなかったので、リビングのパソコンでおかゆの作り方を検索するところから始めなければならなかった。
何とかおかゆを作り上げたけど、お兄ちゃんはずっと眠り続けていた。
835:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/19(木) 22:31:45.13 ID:5b3z4PZMo
電話は先輩からだった。
『今日はおまえ学校休んでたけど、夜は来れるんだろ?』
先輩はなぜか強気な口調であたしに言った。多分周りに取り巻きの子たちがいるのだろう。先輩はあたしと二人きりの時は弱気であたしの機嫌をとろうとするけど、周りに人の目がある時はうって変わって強気なところを見せようとする。この頃にはあたしにももう先輩のそういう性格がわかっていた。
836:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/19(木) 22:44:09.60 ID:5b3z4PZMo
「おまえさ、彼氏のとこ行ってくれば?」
「え?」
一瞬あたしにはお兄ちゃんが何を言っているのかわからなかった。
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