過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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129: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/01/26(木) 23:32:26.38 ID:xQwpJrUv0


「……。そろそろ、覚悟は良いな?」

「ふん。ようやく良い眼になってきたな」
以下略



130: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/01/26(木) 23:34:00.56 ID:xQwpJrUv0

では、なぜ彼は自分のために戦うのか―――という問いの解はもう見つかりそうもないので、思考を放棄する。何にせよ、出血で身体がほとんど動かないのだ。
今は、身を任せるしかない。あの黒ずくめの魔術師に攫われようが、あの不思議な金髪サングラスの少年に助けられようが、少女にはもうどうすることも出来ない。
となれば、私は祈ろう。願わくば、あの少年が傷つかすにこの街でこれからも生きていけるような未来を。

以下略



131: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/01/26(木) 23:38:10.30 ID:xQwpJrUv0

散開する水を頭にかぶる格好となり、髪の毛が大人しくなった土御門元春だったが、言葉にはやはりトゲがあった。
こうなるとステイル=マグヌスとしても黙ってはいられない。だから、その魔術師は確実な死を保証するために、また新たな詠唱を始める。


以下略



132: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/01/26(木) 23:39:52.71 ID:xQwpJrUv0

つまり、魔術師がコマンドとして用いている呪文など、始めから言わせなければ良いだけ。つまり、魔術師が生命力から精製する魔力など、始めから作らせなければ良いだけ。
魔術師同士の対戦は、相手の術式や仕掛けられた結界を分析・推量しながら自身もそれを攻略できるだけの攻撃を仕掛けるといった、先の読み合いを交互に行う高度な頭脳戦だ。
しかし、そんな100手も200手も先を読み合う頭脳戦だろうが何だろうが、まず魔術を使えなければ意味が無い。魔術を失った魔術師は基本的に脆いものなのだし。
だから、土御門元春は始めから張っていたワナを用いて敵を排除しているまでのことだった。リスクを冒して、使用できないはずの魔術の力に頼ることになっていても。
以下略



133: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2012/01/26(木) 23:48:17.32 ID:xQwpJrUv0
さて、今回はここまでです。ようやく土御門の醍醐味が出てきました。まぁ、反則技のことですけどね…
いつもレスをくださる方、本当にありがとうございます。読むだけで元気になれます。

>>121 申し訳ありません。総合の方≠>>1 です。

以下略



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage]
2012/01/26(木) 23:53:26.58 ID:u4lUoorN0
乙です
弱えー、ステイル弱えー。


135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/01/27(金) 00:19:26.23 ID:8X9umA0Q0
安心と信頼のかませ犬ステイルくんだなぁ
乙!


136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/27(金) 10:57:56.46 ID:CGuO7DOxo
ステイヌよええなぁ


137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/01(水) 11:48:22.77 ID:zNA7L5C90
いつかステイルが報われる日が来ることを祈って
おつ


138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/10(金) 14:02:16.53 ID:lJ+z+A5Wo
ステイルは報われちゃならないさ



139: ◆sk/InHcLP.
2012/02/14(火) 04:05:09.49 ID:bswlQR1P0
こんばんは。相も変わらず遅筆です、ハイ。
今回は表現がやや過激ですので、その辺りは注意して読んでください。ゴメンねステイル。


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