過去ログ - 律「閉ざされた世界」
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212:にゃんこ[saga]
2012/03/08(木) 18:53:07.34 ID:KZCU44ik0
純ちゃんが立ち上がって、興奮気味に拳を握る。
本気で推したい名前なんだろう。
確かにカッコいい名前なんだけど、何処かで聞いた事がある気がするぞ。
何だったっけ?

以下略



213:にゃんこ[saga]
2012/03/08(木) 18:53:35.83 ID:KZCU44ik0
「ごめんね、梓。
私、カッコいい名前だって思ってから、それ以上の事をよく考えてなかったみたい。
そうだよね……。そういう事も考えておかなきゃね……」


以下略



214:にゃんこ[saga]
2012/03/08(木) 18:55:09.54 ID:KZCU44ik0
思わず叫んでしまった。
スペル間違いとか恥ずかしい……。
しかも、確か受験の時の英語の長文で、伝説をRegendって書いた覚えあるぞ……。
あそこ配点高かったのに、間違えてたって事かよ……。
よく受かったな、私……。
以下略



215:にゃんこ[saga]
2012/03/08(木) 18:57:40.87 ID:KZCU44ik0


今回はここまでです。
応援ありがとうございます。
まだまだ続く予定ですが、出来る限り早めに提供出来るよう頑張ります。


216:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:14:11.31 ID:AHpyqVlv0
「律先輩はどんな名前を考えてるんですか?」


赤い顔が治まらないままチラリとだけ私を見て、梓がぼそっと呟いた。
普段は高めの声が妙に低くなってて何か怖い。
以下略



217:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:14:39.52 ID:AHpyqVlv0
梓の激しい突っ込みが音楽室に響く。
予想はしてた事だけど、ちょっとびっくりした。
私と同じく純ちゃん達もびっくりしてるのかと思ったんだけど、
何故だか二人は楽しそうな表情で私と梓を見つめていた。
何だ何だ?
以下略



218:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:15:05.97 ID:AHpyqVlv0
私は嬉しくなって口の端を緩め、
梓の頭に軽く手を置いてから続けた。


「パクリじゃないぞ。オマージュでもない。
以下略



219:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:15:38.79 ID:AHpyqVlv0
「駄目ね。たまたま被ってるって話は法律的には通じないわ。
東に急ぐって書いて『のぼる』って読ませてた俳優が居たけど、
有名な会社と名前が一緒になるからって、裁判で負けた事があるのよ。
本名ならともかく、芸名だものね。
故意にしろ、偶然にしろ、法律的にそういうのは認められないの。
以下略



220:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:16:09.16 ID:AHpyqVlv0
そこまで考えてたわけじゃないけど、和にそう言われるのはこそばゆかった。
何だか私の考えを全部分かってくれてるみたいだ。
ふと思った。
よく考えれば、私達のバンドに一番長く付き合ってくれてるのは和だ。
それこそ梓より、憂ちゃんよりも深く長く付き合ってくれてる。
以下略



221:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:16:37.60 ID:AHpyqVlv0
和が苦笑を浮かべ、私と憂ちゃん、純ちゃんの順で顔を見回す。


「軽音部だから通じるかと思ったんだけど、意外と通じなかったわね。
『ジ・アーティスト』……、三人とも知らないの?
以下略



222:にゃんこ[saga]
2012/03/10(土) 19:17:06.14 ID:AHpyqVlv0
気付けば、和が私に苦笑を向けていた。
『変な話を振っちゃったかしら?』って感じかな。
妙に食い付かれたけど、別に和が悪いわけじゃない。
梓も、まあ、ほとんど初めて出来た軽音部らしい会話にはしゃいじゃっただけだしな。
場を収めるためにも、私は梓の頭を撫でながら、大真面目な顔で皆に言った。
以下略



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