過去ログ - ジュぺッタ「あたし、メリー。今あなたの後にいるの」
1- 20
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 17:16:18.21 ID:4mWTuhEn0
いつから息子の事に無関心になってしまったのだろうか。

仕事で会社の同期を追い抜き、エリートを出し抜き、会社を乗っ取り社長を追い出した時には既に私は家庭内の事に目を背けていた。

高木社長は町の中枢部を見下ろすビルの窓際に立ってほっと一息溜息をついた。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 17:17:18.85 ID:4mWTuhEn0
高木「…ん?」おいおい、何だ今の悪戯電話は。

しかもこの電話は社内にしか公表していない。社内に悪戯をする奴がいるようだ。

全くけしからん奴だ。見つけたら首かなと思ったときに、また。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 17:18:26.62 ID:4mWTuhEn0
今すぐにでも振り向きたかった。だが"ねんりき"のようなもので封じられているかのように後ろは振り向けなかった。

???「こんにちは社長さん。こちらの要求は一つです。電話帳をちょっと一生借りたいのです」

高木「で、電話帳!?どうしてそんな」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 17:19:19.29 ID:4mWTuhEn0
冷や冷やした。念力が使えたのは幸いだった。これも"呪い"の力だろうか?ゴミ捨て場で偶然拾ったナイフをしまいつつ考える。

ゴミ捨て場まで何度も電話をかけて戻ってきた。ゴミ捨て場の近隣に警察署があって良かった。

心臓がまだ脈打っている。これが人間か。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 17:21:52.36 ID:4mWTuhEn0
本当に彼を呪う必要性があるのか。

あたしは多分男が好きだった。いや、間違いなく好きだったに違いない。この男を思い出そうとするたびに胸を焦がす感覚がそう告げている。

だからこそ躊躇うのだ。赤の他人であれば躊躇うことなく電話していただろう。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 17:23:32.32 ID:4mWTuhEn0
所用で今続きを書けなくなりました
今日中に必ず戻ってきます


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:36:17.33 ID:iydNXEOb0
長身痩躯のほぼ完全無欠のエリート、そう仲間からはよく言われた。

仕事は完璧である。何一つ余計なものを"運ばない"。

しかしそれを実行するため彼は完璧に完璧を重ねた。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:36:48.61 ID:iydNXEOb0
友が泊まった。久々に64のスマブラをやった。勝率は6割といったところか。

ドンちゃん騒ぎをし、二人でだらしなくコタツで寝た。

男は真夜中にふと起きてしまった。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:37:48.49 ID:iydNXEOb0
ゴミ捨て場の瓦礫が落ちる音で目が覚めた。

ニドクイン「あら、起こしたかしら。ええと…」

ジュペッタ「今はメリーって名なの。言ってなかったね」
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:38:46.25 ID:iydNXEOb0
そういえば、出会ったらどうなるのかが分からない。死ぬのか?それとも…?

生き返らせてくれた何者かの言葉を遮らなかった方がよかった。彼女は今になって後悔した。


以下略



46Res/38.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice