過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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755:彼女たちの絆(お題:ロリ) 3/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:43:00.12 ID:8q5/v6ip0
 頼れるのは自分自身のチカラだけ。
 そんな彼女の状況は、私達と全く一緒だった。頼れる人がいない少女三人が生きていく術なんて限られている。
 同情や憐みなんかじゃない。同じ境遇なら、二人より三人の方が強いに決まってる。力を合わせて、生きていくんだ。
 そこに血の繋がりがなくても。
「だから、ね。リー……由樹お姉ちゃんのためなら、何でもする、よ?」
以下略



756:彼女たちの絆(お題:ロリ) 4/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:43:41.06 ID:8q5/v6ip0
「大月ビルの地下一階、正面玄関横の階段から降りた所がかがやきの本拠地ね。……後は打ち合わせ通りにいくよ」
「分かった」「おっけぇだよ、おねえちゃん」
 無表情な真里菜に、笑顔たっぷりの愛香。二者二様の表情で返事をする。全く、初めての仕事だっていうのに
この期に及んで普段通りとは。どこまで肝が据わっているのか、末恐ろしささえ感じてしまう。
 私は二人に目配せすると、五十メートル先の建物に向かって無造作に歩き始めた。下手に走っていったり
以下略



757:彼女たちの絆(お題:ロリ) 5/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:45:01.03 ID:8q5/v6ip0
 喉がどんどん乾いていく。思わず私はごくり、と唾を飲み込んだ。
「……来るよ」
 騒々しい音と共に勢い良く扉が開けられる。きた!
「おねえちゃんをいじめるなあああああ!!!」
 優香の絶叫が辺りに響く。
以下略



758:彼女たちの絆(お題:ロリ) 6/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:46:01.22 ID:8q5/v6ip0
「交渉決裂、か。なら仕方ない、このまま俺も殺される訳にはいかないからな!」
 そう言い終わると同時に、長内が動いた。
 二メートル程度あった間合いは一瞬でなくなってしまう。……えっ、さっきまで椅子に座ってたのに? 速い!
 完全に、不意を突かれた。
「くっ!」
以下略



759:彼女たちの絆(お題:ロリ) 7/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:46:41.59 ID:8q5/v6ip0
 ――お姉ちゃん、準備はいい?
 ――大丈夫。ちょっと痛むけど。
 あうんの呼吸。
 私達だったら、きっとできる。そこに血のつながりなんて関係ない。
「同じ人間なのに、酷い話だろう?出生で全てが決まってしまうなんてな。……お姉ちゃん達の戦いぶりは監視カメラ越し
以下略



760:彼女たちの絆(お題:ロリ) 8/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:48:25.42 ID:8q5/v6ip0
 十五歳の妹は荒い息をついていた。頬が上気し、雪のような白い肌がピンクに染まっている。
 八歳の妹はぶるぶると震えていた。私はそんな妹を体全体で包み込むように抱きしめる。
 標的は仕留めた。後は後始末をして、この場から離れれば仕事は終わり。けど……
「おねえちゃぁん……こわいよぅ……まりなおねえちゃんがこわいよぅ……」
 茶色い頭をなだめるように、愛しむように撫でる。震えが体に伝わってくる。
以下略



761: ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:49:00.31 ID:8q5/v6ip0
以上です、ありがとうございました。


762: ◆xaKEfJYwg.
2012/07/29(日) 23:50:31.30 ID:Db1iNYyKo
ごめん投票貼るタイミング分からなかった
ID:UA0tzlJN0氏
投下どうぞー




763:若さゆえ(お題ロリ)1/7 ◆InwGZIAUcs
2012/07/29(日) 23:52:43.72 ID:UA0tzlJN0
 駅前のロータリーを東に抜け、閑古鳥の鳴くシャッター街を横目に脇道に入るとその店はある。
 骨董と書かれたのれんに怪しげな香りのする店だ。
「こんにちわー」
 僕は躊躇いもなく、それこそ慣れ親しんだ友人の家に入る程度の感覚で扉を開けた。
スライド式の扉はすんなり開き、物々しい飾りが立ち並ぶ店内があらわになる。
以下略



764:若さゆえ(お題ロリ)2/7 ◆InwGZIAUcs
2012/07/29(日) 23:54:52.91 ID:UA0tzlJN0
「『退化の薬DX』! こ、これだ!」
 時は平成。幼い少女に恋をしてはいけないという雁字搦めの鎖の中唯一辿りついた聖なる希望。
 合法的に幼女と付き合う事ができる霊薬!
 この寂れた商店街でこの店が生き残っている理由は唯一つ、需要があるからだ。
「いいですか? よく用法を聞いて下さい。この薬は必ず合意を得た上で使用して下さいね?
以下略



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