972:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/22(火) 06:54:58.70 ID:+rEw1qkIO
乙乙ん
応援しとる
973:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/22(火) 07:06:59.34 ID:aBiwTla+o
作者さん、いつも乙です。
お忙しい用でしたら、本日の投下が終わったら
次スレを立てるだけ立てて
少しお休みになっては如何ですか?
974:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/22(火) 14:54:45.29 ID:ub1fBhbIO
めいれい
がんがんいこうぜ
→りあるをだいじに
いのちをだいじに
975:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/22(火) 23:44:18.94 ID:zPJD6ADzo
その夜、妹にキスされた興奮ともう引き返せないところまで踏み込んでしまったというストレスとが僕の中でごちゃごちゃに交じり合っていて、僕にはその感情を制御することができず結局捨てアドの作成すら手がつかない有様だった。
僕は答えの出ないことはわかっている疑問について考え込んだ。一つは妹が今僕のことをどう考えているのかということ。僕は臨時のお兄ちゃんとして兄君と幼馴染さんに代わって妹を守っているつもりだった。最初は女のことが気になって妹に接近したのだけど、妹に惹かれるようになってからは、僕は妹の願いをかなえてあげることに目的を変更したのだった。そして傷付くことを恐れた僕は自分の行為に対して何も見返りを求めてはいけないと自分に言い聞かせてきた。僕なんかとと妹がカップルとして釣り合わないことは自分が一番よく知っていたから。それに一番最初に妹のことが気になると白状した僕に対して彼女は、誰とも付き合う気がないと正直に話したことだし。
その後、妹が人目を気にする様子もなく僕の手を握ってたり、寄り添って歩いたり、更には頬にキスしてくれたりしても僕は勘違いはしなかった。
976:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/22(火) 23:47:48.36 ID:zPJD6ADzo
泣き出しそうな顔で俯いていた妹の姿を見下ろした時、僕はそのことが自分にもたらすリスクは承知のうえではっきりと決断したはずだった。でも、あらためて自分がしようとしている行為が女や、場合によっては兄君の人生に及ぼす影響と、そしてそれを仕掛けたのが僕であるというこ
とが本人たちや世間に知られた時に僕が失うかもしれない物の大きさを考え出すと、やはり今でも僕は体が震えだすほど怖かったのだ。
妹の好意の予感と、妹に好意を抱かれるおおもととなったであろう、僕が仕掛けようとしている行動への恐怖。僕は何度もそれらを天秤にかけてみた。昨日までならまだ引き返せたかもしれなかった。こんなにも妹を求めている僕だったけど、その僕の恋情さえ諦めさせるほどの恐怖が僕を襲っていたのだから。でももはや手遅れだった。昨日までなら止められたかも知れなかったことも、今日の妹のキスによって、もはや僕は引き返せないところまで連れて来られてしまったみたいだった。
977:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/22(火) 23:50:27.88 ID:zPJD6ADzo
そのせいか、あるいは妹にキスされて興奮していたせいか、翌日目を覚ました時僕は自分の身体に異常を感じた。体が妙に重くそして気だるかった。喉にも痛みを感じる。それでも僕は時間を確認すると慌てて身支度をして登校しようとした。既に遅刻ぎりぎりの時間になっている。
朝食をパスして自宅から出ようとしたところで、僕は母さんに捕まってしまった。母さんは僕を呼び止めるとリビングに連れて行き体温を測るよう僕に言った。完全に失敗だった。母さんに呼び止める前に登校していれば、今日も妹と会えたはずなのに。
案の定、僕がしぶしぶと差し出した体温計を見た母さんは今日は休むように僕に言い渡した。さすがにこの体温で登校すると言い張ることもできず、僕はしぶしぶ自分の部屋のベッドに逆戻りさせられたのだった。
978:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/22(火) 23:54:15.77 ID:zPJD6ADzo
僕の不調は単なる風邪のせいらしかったけど、熱はなかなか下がらなかった。僕は結局その週は学校に行くことができなかった。授業については全く心配していなかったし、今では生徒会活動にも参加していない駄目な生徒会長だったから、学校での活動を心配する必要は僕にはなかった。ただ妹のことだけがひたすら気がかりだった。
僕のメールに対して妹からの返信は戻って来なかった。僕なんとはメールする必要があるほど親しくないと判断されたのか、それとも作戦を決行しようという日になって約束を破って休んでしまった僕に対して怒っているのかはわからなかった。そして妹の気持ちがわからないことが僕を不安にさせた。返事すら来ないのに更にメールを重ねることは僕の無駄に高いプライドが許さなかったから、最初のうちは僕は横たわったままで答えの出ないことと知りつつ妹の気持ちを推し図ろうと無駄な努力に時間を費やしていた。でもこんな無駄なことをしていても仕方がないと僕の理性が主張するようになったので、僕は週の後半は体調を誤魔化しつつ作戦を練ったり女の女神行為の監視に努めるようにした。机に座ってPCを操作するのはまだ辛かったから、僕は父さんに借りっ放しになってなっていたノートをベッドに持ち込み無理な姿勢で女神スレの監視を始めた。
モモのコテトリで検索する前に、とりあえず女がよく出没していたスレを開いてみた。スレンダーな女神云々というスレには女は現れていないようだった。次に僕は以前妹が閲覧して泣き出した縛られた女神云々というスレを見始めた。しばらくして、僕はモモのレスを発見した。
979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/22(火) 23:58:16.11 ID:zPJD6ADzo
『モモGJ! いつもありがと。でも、後姿の画像見たらちゃんと後ろ手に縛られてるけど、どうやって撮影したん?』
『いいね。何か写真の腕前上げた? 今までより全然画質いいじゃん』
『画質というか、構図とかプロっぽい。まさか・・・・・・』
『モモ、ひょっとしてこれ彼氏が撮影したりしてる?』
『これは自撮りじゃねえだろ』
980:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/23(水) 00:01:36.11 ID:ekos52i6o
もうこれは兄君が女を撮影したことで間違いないだろう。僕が病気になったせいで作戦の決行が遅れたのだけど、結果的にはそのおかげでより破廉恥な画像を公開することができる。それに女の自撮りのぼやけた画像では、最悪女がこれは自分ではないと開き直る可能性もあった。わかる人にはわかるとは思うけど、本人が強く否定すれば決定的な証拠はない。でも、この鮮明な画質であればいくら目に線が入れてあるとはいえ、もはや言い逃れはできないだろう。これはどこから見ても女そのものだった。
その時、僕はまた別なことに気がついた。最初に女の女神行為の画像を見た時に感じたな胸をえぐられるような嫉妬心を、僕はこの扇情的な画像から感じなかったのだ。
やたらプロっぽいできだからだろうか。僕は最初はそう考えたけどやはりそうではないなだろう。僕は女への未練をついに捨てることができたのだった。古い恋を忘れるには新しく恋することが一番の特効薬のようで、妹に恋焦がれ始めた僕はこれだけ衝撃的な女の画像を見ても今や全く嫉妬心を感じないでいられたのだ。
981:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/05/23(水) 00:05:47.31 ID:ekos52i6o
>>970-974
ご心配ありがとうございます
昨日はちょっと職場でトラブルがあったので投下できませんでしたけど、多分明日からは平常ペースに戻れると思います
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