155:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/09(木) 20:15:35.93 ID:vAi26PND0
娘達の中でも年長の少女は、震えているカランを侮蔑をこめた目で見下ろし、ドン、と裸足の足で床を蹴った。
「ひっ……」
反射的にビクッと体を跳ねさせたカランを見て、娘達は動物ショーを見ているかのように甲高い、表向きだけは上品な笑い声を上げた。
「あらいたの? カラケイ(ゴキブリ)みたいに這いつくばってるから見えなかったわ」
「ごめんなさいねぇ。私達、目が悪いものだから」
「痛かった? あら……」
優しくそう聞いて、一人の娘が自分の下着をカランの方にポイッと投げる。それはうずくまっている白髪の少女……その頭に乗っかったが、近づいてきて娘は、ためらいもなくカランの腹に自分の爪先を蹴りこんだ。
「あ……」
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