過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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787:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:14:05.46 ID:ouorT+Ut0
(もしかしたらこの子……本当に…………)


少し未来の事を想像してみると、ふっと吹き出しそうになった。

以下略



788:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:17:45.22 ID:ouorT+Ut0
その糸は、絹旗の右手と繋がっていた。


「糸? ええ、確かに私は糸を使う人間ではありませんし、そんな某マンガに登場する執事みたいにゾンビを細切れにするみたいな超器用な芸当はできませんし、そんな設定はありません。ですが、『糸を手に入れる場面』は確かにありましたよ?」

以下略



789:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:20:25.78 ID:ouorT+Ut0
ただ強くなりたい。強くなりたい。ただそれだけの理由だ。

普通なら『野蛮』と切り捨てられる理由かもしれない。だが、絹旗は“弱い”、か弱い少女に過ぎない。心も体も、ただ人より強いだけで、本当の意味で強い者からするとガラスの様に脆い。

それを知ったから、知っていたから絹旗は地上最強最悪最凶の鑢七実に挑むのか。
以下略



790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:22:24.29 ID:ouorT+Ut0

七実は病弱な人間だ。それが唯一無二の弱点……。だが、それを補う能力は見稽古の効果で無数、いや、学園都市の超能力を幾つか習得しているから無限大にある。

兎に角、ただ単純に時間を稼いで体力がなくなるのを待つのは無駄。

以下略



791:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:23:13.47 ID:ouorT+Ut0
それらが通常はパロメーターが50:50のイーブンの出力であるとしよう。車で例えるなら『怪力』はアクセルで『足軽』はブレーキだ。

(例えば、体のダメージを減らし、威力を下げたいなら『足軽』で質量=怪力を消し(30:70)、威力を高めたいなら『足軽』で減らしている質量を元に戻す(70:30))

忍術の発動を解除して怪力100%で拳を振ったのなら、言わずとも体の半分が消し飛び勝利するに決まっているだろうが、威力が強すぎて、空振りと同等の感触であれば振り切った時の急激なブレーキで慣性の法則で筋肉や靭帯、肘や肩関節に絶大なダメージを負わせることになる。
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792:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:24:30.69 ID:ouorT+Ut0
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絹旗の奇策は、二段構えであった。

本命はこの膝蹴り。右ストレートは伏線。最初の手刀は伏線の伏線。敵を欺くためには、まずそのタネを敵に見られないようにしなければならない。
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793:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:26:34.73 ID:ouorT+Ut0
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794:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:28:16.19 ID:ouorT+Ut0

「な、ぜ……」

「知りたいですか? 知っていいのですか? いえ、悪いでしょうね」

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795:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:30:04.95 ID:ouorT+Ut0


(でも、やっぱり超痛い……。持って10分。今までやったことが無いから、いつもより演算が難しい。……超すっごく集中力がいる)


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796:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:31:25.81 ID:ouorT+Ut0
メキョッ! と嫌な音がしたかと思うと、七実の右足が絹旗の左膝に突き刺さっていた。

軸足になっている逆の脚の膝を蹴り砕いたのだ。右の蹴りを止めながら機動力を削ぐために。

絹旗は予想だにしなかった攻撃に悲鳴を上げた。
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797:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/04(月) 01:33:02.74 ID:ouorT+Ut0





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