過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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852:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:33:31.19 ID:WQVl3/1X0




「―――あんたがこの娘たちに関わらなければ、死ななかったのに」
以下略



853:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:34:53.26 ID:WQVl3/1X0
それが引き金だった。

いよいよ完全に狂ったとがめは堰を切った水の様に、走り出そう様に口を割る。


以下略



854:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:36:46.43 ID:WQVl3/1X0


だがストレッチャーの上には、刻まれていた筈の傷は消え失せ、規則正しく寝息をする絹旗の姿があった。ちゃんと両の眼孔には目玉もある。


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2013/02/15(金) 19:39:37.87 ID:WQVl3/1X0


「ん」


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2013/02/15(金) 19:41:15.95 ID:WQVl3/1X0

「じゃあお言葉に甘えさせてもらう」


土御門は既に用意していたのか、即座に訊いた。
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857:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:43:40.99 ID:WQVl3/1X0
「あれは駒よ。否定姫も七花くんも、あのちびっ子も、私の駒に過ぎないわぁ♪ だから、あのちびっ子の願いを叶えてやろうと、目玉を私が一から特別製に造り上げてやったんだから」

「そうかい。―――しかし、死なない呪い……か。いや、死ねない呪いの方が正しいな」

「どっちも同じよ。強かった前者。弱かった後者。外面は違っても、内面は同じよ。だって、弱かった永遠に打ちのめされるだけなんだから。死ぬよりも地獄よ」
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2013/02/15(金) 19:45:19.48 ID:WQVl3/1X0
「これでこの一見は一件落着。さぁ、棄権してとがめさんの所に行きなさい。私は運営の人間として、ここを勝たなくちゃ、お給料がもらえないわ」

「………はっ、姉ちゃんらしくねぇな。金が欲しいなんて台詞、初めて聞いた」


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859:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:50:12.84 ID:WQVl3/1X0
「……………………ああ、そうね。ごめんなさい」
(七花には、まだ難しかったかしら……)

少し残念そうな顔をして七実は右斜め下に顔を向ける。

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860:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:50:53.87 ID:WQVl3/1X0
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心にぽっかりと穴が開いたようだった。

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861:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:52:41.14 ID:WQVl3/1X0
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鑢七花は鑢七実の猛攻に、いよいよ陥落しそうになっていた。二人が戦い始めてから、すでに30分が過ぎた所。

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862:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:53:50.17 ID:WQVl3/1X0
七実には今、生きる理由が無い。人間はやる事が無いと勝手に何かに興味を抱く性格をしてる。

それの興味こそが七実にとって武術だったのではないだろうか。虚刀流と言う武術しか知らなかった七実にとって、興味を抱くのはやはり武術であったのか。


以下略



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