43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 20:57:14.79 ID:x9SeDFBx0
ほむら「……あの子かな?」
サヤカ『状況的に考えると、あの子が持ち主か……それとも、美術室に置いてあるかのどちらかだね』
『とりあえず、あの子にそれとなく聞いてみてよ』
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 20:58:20.39 ID:x9SeDFBx0
ほむら(か、勝手に入ってこないでください!)
ほむら「大丈夫! このサヤカちゃんが臆病者なほむらの背中を押して進ぜよう……」
そういうと、美術室の扉を開けて大声で言った。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 20:59:16.08 ID:x9SeDFBx0
ほむら「何が背中を押してあげるですか! 突然、人の身体を奪っただけじゃないですか!」
サヤカ『……ほむら、ほら! 話しかけないと、一年生の子、不審に思ってるよ?』
ほむら「不審に思ってるって……あ!」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 20:59:54.88 ID:x9SeDFBx0
サヤカ『そうだなぁ〜』
サヤカが何かを考えるように手を顎に置く。
そして、何か思いついたのか口を開く。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 21:00:48.22 ID:x9SeDFBx0
サヤカ『ほむら! この子がグリーフシードの持ち主だよ! 取り押さえるから身体貸して!』
サヤカの言葉にほむらが答える。
ほむら「は、はい!」
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 21:01:43.56 ID:x9SeDFBx0
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魔女の結界(芸術家の魔女):放課後
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美術室だった場所――絵の具のように赤い空とねずみ色の地面
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 21:02:37.81 ID:x9SeDFBx0
芸術家の魔女「私ノ願イヲ邪魔シナイデ!」
ほむら「そんな過程のない願いで得た結果……あんたはいつか、その結果を後悔する」
ほむらに向かって魔女が金色の糸を飛ばす。
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 21:03:17.14 ID:x9SeDFBx0
ほむら「自分で考えて、選んで、努力して、そんな過程で願いを叶えて……」
「そんな過程があって、はじめて与えられた結果を受け入れられる、揺るがない強い心が手に入る」
芸術家の魔女「来ルナァァァ!」
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 21:04:25.97 ID:x9SeDFBx0
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帰り道:放課後
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その日の帰り道――
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 21:05:52.43 ID:x9SeDFBx0
ほむら「う〜ん、3回願いを叶えたら駄目……とりあえず、それまでに止めればいいって事かな?」
サヤカ『うん……あと、あたしの過去で思い出したこと……』
ほむら「過去ですか……って、思い出したの!」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/03/20(火) 21:06:25.10 ID:x9SeDFBx0
サヤカ『ん?』
ほむら「私の願い、無かったことに出来ないかな?」
サヤカ『えっと、「カッコ良くなりたい」ってやつ?』
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