過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
1- 20
423:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/05/14(月) 15:54:05.56 ID:DaKm7Tdco
わっほい


424: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/05/14(月) 21:03:50.60 ID:gWRHFoUH0
んではやりましょうか
おさとうおいしいです


425: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/05/14(月) 21:06:37.00 ID:gWRHFoUH0





以下略



426: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/05/14(月) 21:07:29.71 ID:gWRHFoUH0
「う……ぅ、ぅあぁぁぁっ!」

そこは地獄だった。
見渡す限りに広がるのは、まるでこの世に存在するありとあらゆる苦痛をその一身に受け
その身と魂を焼き尽くされて朽ち果てた亡骸の群れだった。
以下略



427: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/14(月) 21:08:51.79 ID:gWRHFoUH0
彼らは望まぬ死を押し付けられたその表情で、口々に怨嗟の声を漏らす。
けれどその声は、確かな意味のある言葉としてさやかの元へは届かなかった。
それも当然と言うもの、彼女は彼らの声などまるで知らぬ。
彼女がアークを訪れたとき、彼らのほとんどは既に事切れてしまっていたのだから。
だとすればその声は一体何なのか、そんなことは誰にも分かりはしなかった。
以下略



428: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/14(月) 21:10:07.80 ID:gWRHFoUH0
「さやかっ!おい、しっかりしろ、さやかっ!」

力強く身体を揺さぶる手、そして自分の名を呼ぶ声。
飛び起きたさやかの意識が最初に感じたのはその二つだった。
そして目を開けると、そこには。
以下略



429: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/14(月) 21:10:54.34 ID:gWRHFoUH0
「あんた……一体今までどこほっつき歩いてたってのさ!勝手にいなくなったりしてっ!」

途端に飛んできたのは怒声である。
土星に近しいこのリリシアンにおいても、その怒声はやはり変わることなく杏子の鼓膜を振るわせた。
何故だかはわからないが、その声が杏子にはなにやら愛おしく感じられた。
以下略



430: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/14(月) 21:12:03.17 ID:gWRHFoUH0
「まあ、そういうわけらしくてさ。……要するに、今のあたしはいつ死んでもおかしくないんだってさ」

ようやく全てを語り終えると、当然のようにばつが悪そうに杏子は佇んでいた。
結ばれた手と手は、なんとなく別れる機を逸したかのように今でも繋がったままである。

以下略



431: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/14(月) 21:12:38.18 ID:gWRHFoUH0
そんな言葉に、さやかは一つ大きく溜息を吐き出して、そして。

「……あたしの答えはもう伝えてあるはずでしょ。あたしはあんたと一緒に生きていきたい。
 だから、一緒に行くってさ。……あんなに泣きながら喜んでた癖して、またそんなこと尋ねますかねこいつは」

以下略



432: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/14(月) 21:14:19.60 ID:gWRHFoUH0
これはたまらぬと目を開くさやか、すると目前には杏子の顔があって。
最高潮にまで高まっていたその羞恥やらなんやらが、一気にぱちんと弾けてしまった。
まさしく弾かれるかのように仰け反り、そのままベッドから転げ落ちてしまったのである。

「あ……さや、か」
以下略



567Res/572.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice