過去ログ - 星空みゆき「ガンプラビルダーズ!」
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2:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:16:59.39 ID:9H8okBD00
『ガンプラ』それはアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するロボット、モビルスーツ(MS)のプラモデルである。その人気はアニメと共に世界中に広まり、世界一売れたプラモデルとして世間に浸透した。そして、それを元にしたシミュレーションゲームが製作され、その人気はさらに加速することになる。これはガンプラシミュレーションゲーム『ガンプラバトル』で戦い抜く、少女達の物語である。
3:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:17:36.48 ID:9H8okBD00
スマプリガンプラビルダーズ!
第1話 みゆき!ガンプラバトルに立つ!!
4:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:19:12.65 ID:9H8okBD00
「遅刻だぁぁぁ〜!」
七色ヶ丘に引っ越してきた中学生、星空みゆきは情けない声を上げながら、自室で身支度していた。
「遅くまで自己紹介の練習するんじゃなかったぁ〜!」
5:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:20:53.31 ID:9H8okBD00
七色ヶ丘中学校での、みゆきの自己紹介は成功した。正確にはクラスメイトの日野あかねの助け舟のおかげで緊張が解けたものであったが。
「星空さん、学校の中、案内したろか?」
「でも日野さん、部活でしょ?大丈夫!また明日!」
「そか。じゃバイバーイ」
6:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:23:32.44 ID:9H8okBD00
「ど〜しよ〜」
下校の放送を聴き、帰路についたのはいいが、みゆきは迷ってしまった。近道と思って入った道が検討違いの場所へ続く道だったのだ。親へ連絡してあるのだが、あたりはすでに暗く、さすがに女の子一人歩くには心細い。
「こうなったら学校に戻ったほうが・・・。あれ?」
7:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:26:12.72 ID:9H8okBD00
店長という割にはやけに若く見えた。20代前半かな、とみゆきは真の顔を見て思った。
「君の名前は?」
「私の名前は・・・」
8:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:30:08.22 ID:9H8okBD00
部屋から出てきたのはクラスメイトの黄瀬やよい、緑川なお、青木れいかの3人だった。みゆきの自己紹介を手助けしたあかねが紹介もあった事から、特に記憶に残る3人だ。
「星空さんもガンプラ作るの?」
やよいのおどおどした質問にみゆきは大きく頷き
9:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:32:05.13 ID:9H8okBD00
「う〜。怒られちゃった〜。はっぷっぷ〜」
風呂から上がったみゆきは、ベッドに突っ伏し唇を尖らせた。
あれから、みゆきは真に家まで車で送ってもらった。真の弁解もあって、それほど怒られはしなかったが。
10:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:34:50.45 ID:9H8okBD00
そして約束の日曜日が来た。午後2時、みゆき、あかね、やよい、なお、れいかの5人は模型店ユニコーンに集っていた。
「さあ、バトルしよー!」
「ちょい待ち星空さん。前聞かんかったけど、やったことあるん?」
11:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:38:05.50 ID:9H8okBD00
「よぉ〜し・・・!」
ポッドに入ると、操縦席と操縦桿、そしてガンダムシリーズに登場するマスコットロボ『ハロ』が備え付けてある。みゆきは操縦席に座り、100円玉を手元の装置に入れる。
『ガンプラバトルにようこそ!硬貨投入口横にある挿入口に、エントリーカードを入れてください!』
12:ヤン[sage]
2012/03/27(火) 15:41:26.58 ID:9H8okBD00
「きっもちぃー!!」
青空の下、みゆきは快適に飛行していた。操作も一通り行ない、思っていたよりも体が覚えていた。
そして機体の改造もうまくいったと思っていた。
みゆきが製作したキット『HGガンダムアストレア TYPE F』は武器が多く付属するのが売りだ。しかし、このキットには『HG ガンダムエクシア』の金型を利用した商品であり、使わないエクシアの部品が大量に余る。その中から、肩と腰リアアーマーをアストレアの物と交換したのだ。その他は色の塗り替えと基本工作である合わせ目消し以外、ガンダムアストレアF2を説明書の通りに組み立てただけだ。
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