過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
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26:
2012/03/30(金) 20:49:48.03 ID:S2fDDXur0
春原「おまえ、あいつらと知り合いなの?」

教室を出ると、春原が聞いてきた。

朋也「ああ、ちょっとな」
以下略



27:
2012/03/30(金) 20:52:08.40 ID:S2fDDXur0
朋也「話の進捗状況はどうだ?進んだか?」
古河「えっと……困っています」
朋也「どうした、話してみろ」
古河「仁科さん、合唱部を作りたいそうです」
朋也「合唱部?」
以下略



28:
2012/03/30(金) 20:54:31.71 ID:S2fDDXur0
朋也「……他の先生をあたってみるか?」

妥協案を出してみる。

仁科「当たってみましたけど……顧問をしていないのは、幸村先生と、後は教頭先生と校長先生ぐらいでした」
以下略



29:
2012/03/30(金) 20:55:54.02 ID:S2fDDXur0
春原「さっきも言ったけど、こっちは上級生だからね。放っておけば、向こうが引いてくれるよ」
古河「それはダメです。私たちは、一緒のはずです。同じスタート地点にいたはずです。ですから、少し年上だからって、そんなことで決めてしまってはダメです。
   しかも、こっちは私ひとりです。入部希望は……。あの子にも、嘘をついてしまいました。あの子は頑張って、必死で三人集めたんです。
   スタートは同じでも、もう差はついてしまってるのかもしれません」
朋也「………………」
以下略



30:
2012/03/30(金) 20:58:51.48 ID:S2fDDXur0
朋也「よぅ。今日は悪かったな」
仁科「あ……岡崎さん。いえ……別に……」
杉坂「………………」
女生徒「………………」

以下略



31:
2012/03/30(金) 21:01:08.11 ID:S2fDDXur0
朋也「……まぁ、あんまり深く考えないほうがいいのかもな。じゃ、俺、もう帰るよ」

空気の重さに耐えかねて、俺は退散を決め込んだ。

仁科「あ、岡崎さん」
以下略



32:
2012/03/30(金) 21:03:50.44 ID:S2fDDXur0
翌日。いつものように学校へ続く坂道で古河と合流し、学校へと向かう。
昇降口を抜け、上履きに履き替えて古河を待つ。一向に来ないから、古河のクラスの下駄箱を覗いてみる。
古河はそこでじっと立って、手に持った紙切れに見入っていた。

朋也「…………なんだそれ」
以下略



33:
2012/03/30(金) 21:06:51.88 ID:S2fDDXur0
朋也(仁科が……?……いや、まさかな……)

とっさに出てきた顔を、すぐに否定する。

朋也「仁科はこんなことする奴じゃない」
以下略



34:
2012/03/30(金) 21:08:44.94 ID:S2fDDXur0
春原「よぅ」

そこに、春原が来た。

朋也「おまえ、早いなっ」
以下略



35:
2012/03/30(金) 21:11:29.80 ID:S2fDDXur0
朋也「あいつらにはあいつらなりの事情があるんだろっ!それに、仁科たちがやったって決まったわけじゃないっ!」

一体、俺はなにを考えてこんなことを言っているのだろう……。

春原「果たして、そうかな……」
以下略



36:
2012/03/30(金) 21:13:07.24 ID:S2fDDXur0
古河「そんなことないですっ……絶対に違いますっ……」
春原「違うって証拠でもあるの?」
古河「それはっ……」
朋也「もういいだろっやめてやれよ!」

以下略



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