1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/22(日) 15:05:44.36 ID:8NfE8mWF0
〜まず始めに〜
・一度某SNSに投稿したやつ
・れいかちゃん視点
です。それでもOKという方はどうぞ
SSWiki : ss.vip2ch.com(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/22(日) 15:07:07.60 ID:8NfE8mWF0
生徒会の仕事が終わり、誰ともすれ違うことなく二年二組の教室に戻ってくる。
扉を開ければ、夕日が差し込む誰もいない教室が目に入った。
わずかに反響しながら学校全体に下校時刻を知らせる音楽が鳴り響く。それに逆らうように教室に入り、窓際の席に腰かけた。
閉じられた窓から外を見れば、長い影法師を作りながら各々の家に向かう生徒の姿がちらほらと確認できる。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/22(日) 15:10:11.75 ID:8NfE8mWF0
なお「あれ、れいか!?」
れいか「な、なお! どうして?」
聞き慣れた声に振り向けば、肩より少し長めに伸ばされた髪を黄色いリボンで結んでいる、今まさに焦がれていたなおの姿があった。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/22(日) 15:13:32.98 ID:8NfE8mWF0
なお「れいか、疲れてるみたいだね」
なおの手が伸びてきて、私の前髪を押し上げ額に触れる。
触れている部分が徐々に熱くなっていっている気がして、声が掠れた。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/22(日) 15:15:51.74 ID:8NfE8mWF0
なおの言葉は宝石のように一粒一粒輝き、私の心に沁みていく。
腰まで続く髪の流れに沿うようにゆっくりさすられ、ほぅと安堵の息が零れた。
一度高ぶった鼓動が、小さく聴こえるなおの心音に合わせるようにゆったりとリズムを刻むようになる。
なお「いつも私たちのために頑張ってくれていること、みんな知ってるよ。何より私が知ってる。だからね、たまには甘えてよ」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/22(日) 15:17:40.18 ID:8NfE8mWF0
なお「ねえ、れいか」
人っ子一人会うことなく玄関まで来ると、なおが私のほうに向き手を差し出してきた。
なお「久しぶりに一緒に帰るんだし、手つながない?」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/22(日) 15:18:30.39 ID:8NfE8mWF0
これで終わり。暇潰しくらいになれたら幸いです。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/04/23(月) 06:56:11.77 ID:kWpbT60fo
これは期待
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