20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:27:48.27 ID:r7NxxgN10
歩き始めてから一言も口を利かなかった織莉子が、唐突に口を開いた。
「その予知は絶対のものではないのだけれど、当る確率は、とても高い。殆どの場合に当る、と言ってしまっても良いかしら。とにかく、私はその能力を使って、魔女の発生地点をほぼ確実に当てる事が出来る」
「"ほぼ"っていうのは……つまり外れることもある、ということ?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:28:17.77 ID:r7NxxgN10
ここにおいてもいちゃつき始めた二人に苛立ちを感じながら、マミはあばら家に近づいていく。この苛立ちの正体は、いったいなんなのだろう。ついぞ感じた事のない、彼女ら――いや違う、「彼女」へと向けられた感情、それは。
そのあばら家の状態は、とてもひどいものだった。木造のそれは造りも古く、割れた窓ガラスと桟に溜まった砂埃が、長年人が棲んではいない事を物語っている。近くにでかい道路があるせいだろうか、ひどくふすぐれ、全世界の雨雲をこの一点に凝縮したように壁面は汚れ果てている。
そこは、まさに廃墟だった。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/05(土) 12:33:49.69 ID:r7NxxgN10
第1話以上。
ずっと孤独に戦ってたのに、目の前でリア充どもがいちゃついてたらそりゃ腹立つよね、というお話。
結構書いたつもりだったのに、書き込んでみたらたった5レスだったでござる。
タイトルにある通り第一話はプロローグ的なもので、次回から織莉子ちゃん視点での本編開始です。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/05(土) 12:34:19.00 ID:r7NxxgN10
上げるの忘れてたから上げておきます
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/05(土) 12:50:39.97 ID:WcAd00cno
乙!
織莉子キリカはああ言ってるけど、なんか企んでるじゃないかなと思っちゃう
やっぱラスボス系だからかな
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/05(土) 12:52:06.87 ID:VEt4VweRo
>>マミは、古文などという現代社会を生き抜くのに全く必要が無いと思える
マミさんの厨二っぷりをこっち方面で表現するSSは初めて見た
乙
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/05(土) 13:24:20.63 ID:sRfeQhWco
もうちょっと適度に改行入れたら読みやすくなると思います!
27:ヤンデレ大好きなので[sage]
2012/05/05(土) 14:17:20.67 ID:ZIMMsOKAO
支援
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/05(土) 14:48:06.07 ID:I6xT3QRx0
織莉子とマミのいちゃいちゃにちょっと期待
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/05(土) 17:32:23.28 ID:SRdXqOjIO
織莉子を美国さん呼びしても織莉子もキリカも直したりしないのはやはりただのビジネスパートナー程度にしか見てないからだったりする?それともマミが呼ぶのに自然だから?
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/05(土) 19:20:37.19 ID:r7NxxgN10
>>24,29
織莉子が何を企んでいるのか、どういった気持ちでマミに接しているのか。
その辺りの思惑の一切を、次回で明かそうと思っています。
あくまで織莉子ちゃんが「主人公・主役」です。
どういった"織莉子"なのかは、まだ秘密ですけれど。
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