過去ログ - 芳川桔梗「言ったでしょう? 私の名前を忘れないでって……」
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70: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:38:19.50 ID:jYlE53rwo

垣根がそういうと、御坂、打ち止めは何も言わずに歩き出し、上条は少しだけ何かを考えるように視線を地面に落とした。
そして、すぐにその視線を垣根に戻すと、「これでいいのか?」とでもいうように眉をひそめる。

―― は、頼んだぜ? 俺を助けてくれ。
以下略



71: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:38:49.80 ID:jYlE53rwo

〜〜〜

―― 俺は……お前が逃げないようにする為の保険って事でいいんだな?

以下略



72: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:39:16.53 ID:jYlE53rwo

〜〜〜

一人きりで部屋にいると、思考は暗くなりがちだ。
外から見える景色はすっかり黒くなった。
以下略



73: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:40:46.47 ID:jYlE53rwo

〜〜〜

「俺はさ」

以下略



74: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:41:45.73 ID:jYlE53rwo

「はじめて女の子を好きになった。
でも、その子も奪われた。
『やっぱりな』って思ったよ。
求めちゃいけないんだ、って。
以下略



75: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:42:24.67 ID:jYlE53rwo

「間違ってなんか無いわよ」

そこで、はじめて御坂が口を開いた。

以下略



76: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:42:56.89 ID:jYlE53rwo

「うん、上条の言うとおりかもってミサカはミサカは00001号は、大好きな人を、本当に本当に、心から大好きな人を守ったんだよって、垣根に教えてあげてみる!」

―― 守って、くれ……た?
なんで? 俺なんかより、自分の身を守れよ。
以下略



77: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:43:32.37 ID:jYlE53rwo

「なぁ、いい加減壁を壊そうぜ?
お前は海より広くて空より綺麗な心を持ってるじゃねぇか!
どうしてそんな広大な世界の中に、お前ひとりが入ったらそれで他には誰も入れないような部屋を作っちまうんだよ!
どうして、そんな中に閉じこもってるんだよ!
以下略



78: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:44:11.47 ID:jYlE53rwo

「……だ、だって……」

垣根は定まらない視点のまま、ポツポツと言葉をこぼしはじめた。

以下略



79: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:44:41.94 ID:jYlE53rwo

―― 大切なものを作りたくない理由?

言われた通りに落ち着いて、垣根は思考の海へと潜る。

以下略



80: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:45:32.89 ID:jYlE53rwo

〜〜〜

トン、と軽く上条の右手が触れた。
その瞬間、絶えず無意識でし続けている演算が一瞬止まった。
以下略



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