2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[sage]
2012/05/13(日) 23:01:27.68 ID:xgkb/hFfo
昔、明日がすごい怖かった。
笑わないで聞いてね……と、言いつつも実はこのジョークをわたしは気に入ってて、そのたびに自分で笑っちゃうんだけど、わたしは将来犯罪者になるんじゃないかって思ってたのだ。
あーあ。
でも実際、そのせいで眠れない夜もあった。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[sage]
2012/05/13(日) 23:04:22.01 ID:xgkb/hFfo
とにかく、当時のわたしには誰にも話したことない夢があった。それはお話を書く人になりたかったってこと。
でも、真剣に思ってたわけじゃないよ。
いやいや、照れ隠しじゃないって。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/13(日) 23:06:34.64 ID:rbrt1Q4+o
その夢がバレちゃって、まあ結果あきらめることにもなるのだけど、それは冬の頃、中学生1年生の夕暮れの帰り道のことだった。
わたしは珍しく学校から一人で帰っていた。
その途中でおねえさんに会った。
おねえさんというのはあだ名で近所の子はみんな彼女のことをそう呼んでいた。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/13(日) 23:06:57.23 ID:gxy4YKOSO
読みにくいSSだなぁ
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/13(日) 23:08:15.07 ID:rbrt1Q4+o
というわけで、そのときもわたしはおねえさんの言うひとつひとつの冗談に笑ったり驚いたりしていた。
変に曲がりくねった道(それはその頃新たに付け足された道だったから古い家にあわせていびつな形をしていた)を歩いているときのことだった。
不意におねえさんがわたしに尋ねた。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:10:47.89 ID:xgkb/hFfo
おねえさんはわたしにどんなものを書いてるの、と聞いた。
ファンタジーだよ、とわたしは言った。
わけのわからないものを説明するのには便利な言葉だ。
もっと現実的なものを書かなきゃダメだとおねえさんは忠告した。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:13:30.08 ID:xgkb/hFfo
ずいぶん話が変な方向にそれちゃったな。
わたしにはどうもそういうとこがあるみたい。
注意注意。
さて、わたしは6年ぶりにちょっとした物語を書こうと思っている。というかそのほとんどはもうできあがってしまった。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:14:50.76 ID:xgkb/hFfo
『0回目』
この線の向こう側に天使がいる。
すぐに顔が赤くなった。
そんな風に考えるのはなんだか恥ずかしかったから。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:15:41.98 ID:xgkb/hFfo
※
「この線からこっち側には来ないでくださいよ」
あずにゃんが言った。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:16:16.95 ID:xgkb/hFfo
唯「見て見てきれいだよ」
梓「そうですね」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:17:09.80 ID:xgkb/hFfo
空を見上げる。
厚い雲の切れ間からまっすぐ地上に向かって真っ赤な光が降り注いでいる。
何本も何本も。
あずにゃんが隣で息を呑んだ。
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