1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[saga]
2012/05/18(金) 23:47:23.44 ID:xpyOKWU6o
律「よし! 練習はこれくらいにして、そろそろお茶にするか!」 
  
 梓「お茶の前に練習するようになったのは進歩ですけど 
   結局練習時間よりお茶の時間の方が長いじゃないですか〜」 
  
 紬「じゃあ、すぐに用意するわね!」 
  
 唯「ムギちゃん、なんだか最近練習よりお茶淹れる方が張り切ってるね」 
  
 梓「ムギ先輩……」 
  
  梓ちゃんには悪いけど、私はこのティータイムが部活の時間で何よりも楽しみ 
  何故なら…… 
  
 澪「ムギ、今日のお茶も美味しいな」 
  
  ティータイムの時 
  私の隣には痩せてるくせにボイン…… 
  
 澪「ん、なにムギ? そんなに私の方ジロジロと見て。なにか私変?」 
  
 紬「え? ううん、なんでもないの」 
  
  標準体型のボインが座ってくれるから!
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:49:26.86 ID:xpyOKWU6o
  ちょっと前までは仲の良いただの友達でしかなかった 
  でも今は違う 
  とあることがきっかけで友達以上の感情が芽生えてしまった 
  きっと澪ちゃんも同じ気持ちを抱いていると思う 
  そうであってほしい 
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/18(金) 23:50:31.52 ID:duREc5xSO
 また百合か……萎える 
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:50:48.29 ID:xpyOKWU6o
 律「ほらほらぁ〜、ムギだってそう思ってるってことじゃん」 
  
  デコというのは勿論、我が軽音部部長のりっちゃん 
  りっちゃんは高校生のくせにおデコなんか出しちゃって 
  最初会ったときは正直ギャグかと思った 
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:51:27.48 ID:xpyOKWU6o
 澪「ムギ……本当に、そう思ってたの……?」 
  
 紬「ち、違うのよ澪ちゃん」 
  
 律「じゃあ、どのような思いで澪を見てたのかなぁ〜?」 
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:52:09.27 ID:xpyOKWU6o
  〜 〜 〜 〜 〜 
  
 律「じゃあ、明日の休みの日は軽音部で花見な!」 
  
 唯「わーい!」 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:53:37.40 ID:xpyOKWU6o
 律「あ、そうなんだ……」 
  
 唯「じゃあ、来週にする?」 
  
 梓「でも、今週逃すときっと来週には葉桜になっちゃってますよ」 
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:54:30.28 ID:xpyOKWU6o
  お花見当日 
  
 さわ子「ひゃっひゃっひゃっひゃ!」 
  
 紬「先生、大丈夫ですか!?」 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:55:17.59 ID:xpyOKWU6o
 さわ子「まぁ〜ったく……こんな良き日だっていうのにぃ……」 
  
 律「面倒くせぇなぁ……」 
  
 紬「今年の花見はいつにも増して楽しいわ」 
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:56:13.44 ID:xpyOKWU6o
 唯「私、炭酸系苦手だからムギちゃんの持ってきてくれた紅茶でいい」 
  
 紬「魔法瓶に沢山作って持ってきたから、いくらでも言ってね」 
  
 梓「私も、ムギ先輩の紅茶がいいです」 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:56:53.14 ID:xpyOKWU6o
  … … … 
  
 さわ子「で、その男とはそれっきりってことよ」 
  
 律「へ〜」 
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:58:10.46 ID:xpyOKWU6o
 紬「あ、ちょっと私お手洗いに……」 
  
 梓「場所わかります?」 
  
 紬「うん、大丈夫」 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/18(金) 23:59:41.98 ID:xpyOKWU6o
 澪「なぁ、梓……キスってどんな感じかな……」 
  
 梓「えっ? えっと……残念ながら私も経験がないのでなんとも……」 
  
 澪「数奇な運命で好きになり 奇数の数だけキスをした」 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:01:14.82 ID:o3uW977ro
 紬「ただいま〜」 
  
 唯「おかえりムギちゃん」 
  
 さわ子「ううっ、私もおトイレ」ブルッ 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:01:53.89 ID:o3uW977ro
 紬「ねぇ、澪ちゃん。このお花見会場って露店もあるしなんだかお祭りみたい」 
  
 紬「りんご飴とか綿菓子とか帰りに買っていこうかしら」 
  
 澪「ねぇ、ムギ」 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:03:09.26 ID:o3uW977ro
  私はその風で髪の毛が乱れないようにしっかりと手で抑える 
  
  近くで「キャッ」と幼い女の子が小さな悲鳴を上げる 
  どうやらさっきの風に驚いて持っていたキャラクターものの風船を離してしまったみたいだ 
  きっと露天でお母さんに買ってもらったものだろう 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:04:21.59 ID:o3uW977ro
  さっきの風よりは幾分穏やかな風 
  だけど私はその風に対してなんの抵抗もしなかった 
  いえ、出来なかった 
  ただ風が吹くままに髪が乱れる 
  
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:05:07.05 ID:o3uW977ro
 唯「ふわぁ〜、さっきすごい風だったね」 
  
 律「ほんと、Hな風だったわん」 
  
 梓「さわ子先生には幻滅しました」 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:05:46.73 ID:o3uW977ro
 紬「えっ!? あっ!? な、なんでもないの!」 
  
 律「ん? そうか?」 
  
 紬「あの、私そろそろ帰らないと!」 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:07:11.57 ID:o3uW977ro
  あんなことがあった後だったのでなんだかいたたまれなくなって 
  その場から逃げ出すように帰途に着く 
  
  少し歩いて冷静になると慌ててあの場を出てきてしまったことに後悔した 
  なにより澪ちゃんには何も言わずに来ちゃったから 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/19(土) 00:08:08.10 ID:o3uW977ro
  
  
 澪「お〜い、ムギ。どうしたんだ? なんかぼーっとして」 
  
 紬「えっ? いや、なんでもないの」 
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