98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:00:57.90 ID:cmlmztc50
  
 三人の男、見合う。 
  
 無言で頷いた。 
  
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:03:58.88 ID:cmlmztc50
  
 落ち着いた居合いの型。 
  
 無駄な力の入っていない腕。 
  
100:補注[saga]
2012/06/02(土) 23:09:12.53 ID:cmlmztc50
  
 ※男は刀身を返した状態で、次の瞬間には斬りかかることができます。 
 しかし、脇差の短い軌道ならばその前に撃てるというわけです。 
 (当然、普通より間合いの詰めが必要ですが) 
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:12:30.29 ID:cmlmztc50
  
 同時に、入口から二人が入ってくる。 
  
 それを見て、真之丞は叫んだ。 
 「千早太!」 
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:16:56.09 ID:cmlmztc50
  
 一方真之丞は、またも強敵。 
  
 今日は運が無いな、と思う。 
  
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:19:01.29 ID:cmlmztc50
  
 「その通りだわい」 
  
 道向こうから大声がした。 
  
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:22:42.10 ID:cmlmztc50
  
 その後ろにはざっと見て十人程の侍がいる。 
  
 皆人相が悪い。 
  
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:24:02.09 ID:cmlmztc50
  
 程良く、角の店を曲がって歩いてきたのはあずさだった。 
  
 着物の袖をひしと襷(たすき)であげてある。 
  
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:27:27.94 ID:cmlmztc50
  
 すると、穏やかな声であずさが言った。 
 「真之丞、頼まれた仕事の助太刀に、 
 母親を呼ぶとはなんたる未熟者……」 
  
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:30:44.91 ID:cmlmztc50
  
 真之丞、千早太は、黙って刀を抜く。 
  
 あずさも凛とした太刀姿、 
 いや立ち姿で薙刀を構える。 
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