1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 17:54:16.13 ID:7++Ln/UDO
姫「状況を報告せよ!」
伝令「はい! ヘイムダル隊の〈ギャラルホルン〉によって戦端が開いた模様!
友軍のエインフェリアル隊が突撃を始めました!」
姫「よし、我々は予定通りに戦域を迂回し、敵軍の後背を突く!」
騎士1「……お待ちください! 敵部隊がこちらに向かって来ます!」
騎士2「あの軍旗は……フェンリル隊ッ!?」
姫「ふんっ、鼻の良い連中だ」
騎士1「……姫、どういたしますか?」
姫「当然、蹴散らすのみだ!!」
姫は『騎獣』の手綱を鞭のようにしならせ、渇いた音を一つ大きく鳴らした。
姫「今こそ真価を見せるぞ! ウィーザル隊、突撃ィイィィッ!」
……………………
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 18:04:38.09 ID:7++Ln/UDO
〜 王宮、姫の部屋 〜
姫「むにゃむにゃ」
侍従1「失礼します」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 18:21:49.00 ID:7++Ln/UDO
侍従たちはテキパキと動き、あっという間に姫を寝間着姿からドレス姿へと変えた。
侍従1「朝はハープ、ピアノ、そしてダンスの練習です」
侍従2「昼からは社交会の先生方と……」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 18:30:56.77 ID:7++Ln/UDO
侍従1「それと、お見合いの件ですが」
姫「受けないぞ、私は」
侍従2「そ、それが……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 19:05:38.13 ID:7++Ln/UDO
侍従1「それでは、授業の用意が終わり次第すぐにお呼びに参りますので」
侍従たちは一度頭を下げ、姫の部屋から退出していった。
姫「……」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 19:20:48.09 ID:7++Ln/UDO
〜 妹姫の部屋 〜
姫「妹ーッ!」
ドガァーンと、はやる気持ちをぶつけるように姫が勢い良く扉を開けた。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 19:35:00.72 ID:7++Ln/UDO
〜 数分後 〜
姫「……というわけだ」
妹姫「自分の生き方を探す旅、ですか……」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 19:50:10.68 ID:7++Ln/UDO
妹姫「まず、旅はお金が必要です」
姫「うむ」
妹姫「次に、日程を決めましょう」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 20:05:09.99 ID:7++Ln/UDO
姫「それなら、うん。最終目標が出来たぞ!」
妹姫「はやっ!」
姫「『伝説の勇者』を探し出して、そいつと1対1で戦うのが最終目標だ!」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 20:26:45.70 ID:7++Ln/UDO
妹姫「いたた……」
姫「で、次に必要なのは?」
妹姫「もうっ! 最後に必要なのは仲間ですよ!」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/22(火) 20:37:19.44 ID:HZVstPHr0
面白そうなスレハケーン
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 20:38:04.44 ID:7++Ln/UDO
姫「じーっ」
妹姫「う、うぅ……」
姫「じーっ」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 20:56:04.78 ID:7++Ln/UDO
〜 地下工房 〜
錬金「さて、どうしたものか」
1人の男──錬金術士は机の前で帳簿とにらめっこをしていた。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 21:12:18.59 ID:7++Ln/UDO
姫「かくかくしかじか」
錬金「なるほど、姫の旅に私を……ですか」
姫「うむ、そうだ!」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/05/22(火) 21:27:29.52 ID:4/xVBdqZo
妹姫黒いwww
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 21:35:35.41 ID:7++Ln/UDO
〜 夜、城門前 〜
姫「準備は出来たか?」
錬金「はい、……って、鎧を着ているのですか姫様?」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 21:50:47.58 ID:7++Ln/UDO
錬金「ところで、王宮は警備が堅いのですが、どうやって外に出るつもりですか?」
姫「うん? 正門突破に決まっているだろ?」
錬金「無理!」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 22:08:44.74 ID:7++Ln/UDO
錬金「その様子ですと、妹姫様は何か策がおありの様ですね」
妹姫「……コホン」
ナイス機転で錬金術士が話を戻す。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 22:34:29.99 ID:7++Ln/UDO
妹姫「鐘楼の途中の窓から外を眺めると、アラ不思議」
姫「おお、建物の屋根が階段のようになってる」
妹姫「ここから東に向けて降りて行くと、城壁の外に余裕で出られます」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 22:50:49.38 ID:7++Ln/UDO
錬金術士と姫の2人は妹姫と別れ、建物の屋根を足場に城の外へと向かっていた。
錬金「よっ」
姫「足を踏み外すなよ」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/22(火) 23:01:55.36 ID:7++Ln/UDO
……………………
妹姫「……行ったわね」
姉が消えたのを見て、妹姫はパチンと指を鳴らす。
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