過去ログ - 女神・2
1- 20
26:名無し
2012/05/24(木) 21:47:30.87 ID:lzNQVVuAO
長くて読めないから
三行でまとめて


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/24(木) 21:50:09.71 ID:t/gaNw6Qo
 そんな僕の感傷には気がつかず妹は話を続けた。

「この間の朝、副会長さんが先輩を責めてたでしょ? あの時あたし頭が真っ白になって、先輩のことを責める副会長さんが許せなくて・・・・・・あの時にはもう先輩のこと好きになってたのね、きっと」

 僕はもう何も言葉にできず黙って僕の手の上で動いていた妹の小さな手を捕まえてぎゅっと握り締めた。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/24(木) 21:52:40.38 ID:t/gaNw6Qo
「あたしそろそろ帰るね。もう遅いし」

 もう今日だけでも何度目かわからないほどお互いに抱きしめあってキスしあっていたため、思っていたより遅い時間になってしまったようだった。

「あ、じゃあもう遅いから送っていくよ」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/05/24(木) 22:00:24.78 ID:t/gaNw6Qo
今日はここまで

前スレのことはすみませんでした。一応、ぎりぎりまでスレを消費しようとは思ったんですけど、次スレ移行の要望もあったんでスレ立てさせてもらいました
埋まらなければHTML化要望を出すつもりだったんですけど、埋め立てしていただいてありがとうございました

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/24(木) 23:03:49.65 ID:6G9MhPwSO


前スレについては埋めなくても時間おいてHTML化依頼でOk
2ちゃんと違って埋めようが埋めまいが依頼出さなきゃ落ちないんだから


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/24(木) 23:35:04.40 ID:PXEMrnAAO
>>30
埋めて1000いったら依頼出さなくても落ちるよ?



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/25(金) 08:11:37.76 ID:+mI1VzVIO
>>29
長くていいから、最高に楽しいから続けておくれ
ザッピングのマルチ視点かつなかなかの良作


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/05/25(金) 19:43:40.42 ID:LaxRB4Xzo
女は


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/25(金) 23:08:55.79 ID:PdUYNQhqo
 その翌日妹はきっかり七時半に僕を迎えに来た。玄関まで迎えに出た母さんに礼儀正しくあいさつした妹は、母さんの後ろからぎこちなくおはようと声をかけた僕を見て少し笑った。

「おはよう先輩」

「じゃあ気をつけていってらっしゃい」
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/25(金) 23:12:01.20 ID:PdUYNQhqo
 こうして始った僕と妹との交際は普通の恋人同士が辿るであろう道を模範的になぞっているかのようだった。お互いに甘えあったりお互いに相手に自分を好きと言わせようとしたりすねてみたり、そんな他愛もない駆け引きをしているだけですぐに時間は去っていってしまうようだった。妹は前から他人が僕たちを眺める視線には無頓着だったけど、今では僕も妹に夢中になっていたから、もはや他人の視線を気にすることすらなくなっていた。いくら生徒数の多いマンモス校とはいえ朝からべったり寄り添っている三年生と一年生のカップルは周囲の注目を引いたと思う。昔の僕ならそういう好奇心に溢れた視線にとても耐えられなかっただろうけど、初めて心から僕のことを想ってくれる恋人を得た僕はもうあまり周囲のことは気にならなくなっていた。

 妹はあまり兄君と女のことを口にしなくなっていた。もともと彼女が僕に関心を持ったのは自分のことを助けてくれる相手としてだったはずだけど、この頃になると妹が僕に要求するのは自分に対する僕の愛情だけになっていて、女の女神行為についての話題は全く口にしなくなっていたのだった。

 朝僕たちは一緒に登校し、誰もいない部室で寄り添って授業開始までの短いひと時を過ごした。その後、僕はもう人目を気にすることなく一年生の校舎の入り口まで妹を送って行った。始業前に駆け込んでくる生徒たちで溢れている校舎の前では、妹も部室に二人きりでいる時みたいに僕に抱きついたりキスしたりすることはなかったけど、別れ際に彼女は名残惜しそうに僕の手を握るのだった。
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/25(金) 23:15:44.07 ID:PdUYNQhqo
 僕は幸せだったし妹も同じことを思ってくれているように見えた。でも僕はもっと彼女を喜ばせたかった。そのために僕ができることって何だろう。

 何か彼女にプレゼントをすることは真っ先に考えたのだけど、それは僕にはあまりピンと来なかった。二人の交際の記念にアクセサリーそれもペアリングのようなものをプレゼントできないかと思ったけど、いろいろな意味でそれは僕にとってハードルが高かった。まずはどんなものを選べばいいのか見当もつかなかった。それにタイミングということもある。考えてみれば僕には妹の誕生日すらわかっていないのだった。

 そう考えて行くうちに僕はふと初心に帰ってみるべきではないかと思い立った。
以下略



766Res/849.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice